こちらの記事では、主に一人暮らしの高齢者・親向けの安否確認サービス・システムについてご紹介しております。
※この記事では主に、自宅に設置するタイプをご紹介しております。
人が定期的に訪問してくれるタイプの安否確認サービスは、以下の記事をお読みください。
一人暮らしの高齢者向け見守り訪問サービスおすすめ3選【安否確認】
一人暮らしの高齢者向け見守り訪問サービスのメリット・デメリット
ひとえに安否確認サービスと言っても
- 高齢者側から毎日、自分の安否を伝えるタイプ
- 一定以上の安否確認が取れないと、外部に連絡が行くタイプ
- もし倒れた際に、出来るだけ早く発見できるタイプ
など様々あるので、ぜひ最後まで読んでみてください。
◆本サイトの表記には、一部プロモーションを含みます
目次
大きく分けて2タイプある、独居高齢者の安否・生存確認
一人暮らしのご老人の安否確認方法ですが、大きく分けて2つのタイプがあります。
それは
- 見守りカメラなど、こちらから高齢者の安否を確認する方法
- センサーで日常生活を確認し、反応がない時だけ連絡が来る方法
この二つがあります。
24時間いつでも高齢者の安否確認・生存確認ができる方法は見守りカメラだけ
センサータイプの安否確認方法は、生活に何の異変もない限りは、こちらに何の情報も入ってきません。
もっとも「アイシル」のように毎日朝起きた際に安否確認ボタンを押してもらうような商品もありますが、それは稀で、それ以外は”何かおかしなことが起こった際に、見守り側に連絡が来る”というものです。
このような「何かが起こったときだけ連絡が来る」という安否確認システムですと、普段のご老人の生活は見えてきません。
いくら万が一の時だけ連絡が来るというシステムでも、「毎日元気に生活している」という知らせが無いと、それはそれで不安になってしまいませんか?
その点見守りカメラですと、親や祖父母の様子がふと心配になったタイミングで、24時間いつでも生存確認ができます。
また声掛け機能や会話機能もあるので、その場で「大丈夫?」「何か変わったことない?」と聞くことも出来ます。
また録画機能もあるので、後から(ちゃんとご飯を食べているかな)(お薬飲んでるかな)(夜は眠れているかな)というのも確認できます。
センサー型の安否確認は、万が一の時はとても間に合わない
例えば人感センサーなどによって、高齢者の反応がない場合に見守り側に通知をしてくれる安否確認方法があります。
ただしこの通知は、どれだけ早くても半日後にしか届きません。
例えばご老人が転倒したり急な発作で意識を失ってしまった時は、早急な対処が必要になるわけですが…。
このようなセンサー型の安否確認ですと、すぐに気付けば助けられた命も、助けられない可能性が大いにあります。
またセンサー型の安否確認には”万が一の時に押すブザー”がついている事もありますが、そもそも本当に万が一の時は、高齢者側もブザーを押す余裕などありません。
その結果、安否確認が間に合わず、孤独死してしまう事もあるでしょう。
その上、賃貸住宅の場合は「一定期間、人に貸せない」ということで、遺族に数百万円の請求が来るケースもあります。
※関連:遠方で離れて暮らす親・祖父母が孤独死した場合、家族にはどのような影響がある?
その点見守りカメラであれば、転倒した際には即座に通知が来ますし、そもそも24時間いつでもリアルタイムで見守れますから、万が一の時に助けられるのは間違いなく見守りカメラになります。
またセンサー型と違い高齢者宅にネット環境が必要ないモデルも出ているので、導入が簡単と言うメリットもありますね。
高齢者向け見守りカメラのよくある質問(機能、費用、使い方など)
高齢者宅にWiFiがなくても見守りカメラを使う方法は?(他よくある質問)
【おすすめ】高齢者向け見守りカメラランキングTOP3【介護】
センサー型の安否確認・生存確認方法のメリットは?
一方で、何か問題が起こった際にだけ連絡が来る、センサータイプの安否確認方法にもメリットはあります。
それは
- 月会費が安価であること
- 高齢者のプライバシーに配慮できること
です。
見守りカメラの場合は月額費用が3000~5000円程度が相場なのですが、センサー型の場合は月の費用はおおむね3000円以下です。
「みまもり電池」になると月額1,078円(税込)まで安くなるので、出来るだけお金をかけずに独居高齢者の安否確認ができる方法を探している方には向いています。
またカメラと違って映像を見られるわけでは無いので、見守りカメラを監視カメラのように感じてしまうタイプの高齢者の場合、センサー型の方が向いているかもしれません。
↓【記事の途中ですが、見守り方法に迷ったらこの記事がおすすめ】↓
最もオススメの、一人暮らしの高齢者向け安否確認サービス2つ
一般的に安否確認・生存確認のイメージですと、見守りカメラではなくセンサー型やブザーのあるタイプを皆さんイメージされるかと思います。
そこでこの記事では、センサー型でおすすめのサービス・機器についてご紹介します。
(おすすめの見守りカメラは以下の記事をご確認ください)
【おすすめ】高齢者向け見守りカメラランキングTOP3【介護】
1.アイシル
公式サイト:https://www.aitosys.com/aishiru_special/
一人暮らしの高齢者向けの安否確認方法として一番に思いつくのが、このアイシルです。
というのも
- 毎日の安否確認・生存確認は、「おはようボタン」「お昼ごはん食べましたボタン」などを押してもらう事で確認できる
- 各種センサーが搭載されているので、何か異変があった際は通知してくれる
- 万が一の際はワンタッチの緊急連絡ボタンがある
という、他の商品ではありえない、全ての角度で安否確認ができる機器だからです。
他の安否確認機器の場合、初めにもお伝えしたように”何かあったときだけ通知が来る”というシステムなので、実感として(今日も問題なく生活してくれているなぁ)という安心感がありません。
その点アイシルは毎日ボタンを押してもらう事で、リアルに「今日も元気だな」と安心を覚えられます。
また負担になる場合は高齢者側と相談するのが良いですが、毎日押してもらうボタンは朝・昼・夜それぞれあります。
つまり1日3回の安否確認ができるわけですから、高齢者に何か異常があった際には、他の安否確認システムよりずっと早く異常に気付くことが出来ます。
センサー機能があまりにも高機能で、この費用
上では「各種センサー」と手短にご紹介しましたが、アイシルのセンサーは本当に優れています。
人感センサーは説明不要かと思いますが、それ以外にも
- ドアセンサー:普段使うドア(玄関や冷蔵庫など)の動きが無い場合に教えてくれます。
- 照度センサー:例えば夜中に電気がつきっぱなしの際に教えてくれます。
- 温度センサー:予め設定した温度以上になると高齢者にエアコンをつける(もしくは温度を下げる)よう音声で通知し、変化が無ければ見守り側に教えてくれます。
といった機能まであります。
その他にもいくつかの機能がついていて、月の費用は2,178円(税込)。
センサータイプでこれ以上、高機能な端末は他にありません。
↓
アイシル:https://www.aitosys.com/aishiru_special/
2.みまもり電池
公式サイト:https://mimamori.novars.jp/
親の安否確認の方法を、最も安く済ませたい方におすすめです。
何せ月額料金として、たった1,078円(税込)で遠方の親の安否確認が出来ますから。
仕組みを簡単にご紹介すると、単三型の「みまもり電池」を入れた機器を高齢者が使うと、スマホで見守る側が確認できるようになっています。
つまり、「その機器を使っている=今日も元気に活動している証拠」というわけです。
一人暮らしのご老人の生存確認方法として、これほど簡単な仕組みはないでしょう。
何にでも使えるのが、みまもり電池の最大の特徴
見守り電池の便利な点が、単三電池さえ入れられれば、どんな機器にでも使えるという点です。
例えばテレビを日常的によく見られる方であれば、テレビのリモコンに入れても良いですし、部屋の照明がリモコンで操作できるタイプの場合、朝起きているか・夜に寝ているかも察することが出来ます。
またエアコンのリモコンに入れれば、夏場にしっかり熱中症対策をしているかどうかの確認にもなりますよね。
いずれにせよ最も簡単な一人暮らしの安否確認システムなので、高齢者がまだまだ元気という場合は、ぜひ使ってみてください。
↓
その他の、お年寄り向け安否確認・生存確認サービス
ここから先は、既に紹介した安否確認方法には劣るものの、おすすめのサービスを手短にご紹介します。
1.セコム・ホームセキュリティ「親の見守りプラン」
- https://www.secom.co.jp/homesecurity/
plan/seniorparents/
トイレなど、お年寄りが必ず通る場所に「みまもりセンサー」を設置します。
一定期間動きがないとセンサーが異常と判断し、異常信号をセコムのコントロールセンターに送ります。
それを受けて、セコムの緊急対処員が高齢者宅にかけつけてくれるサービスです。
見守り・安否確認の頻度
センサーによる見守りのため、基本的には24時間365日。
安否確認・生存確認の通報先はどこか
緊急対処員がかけつけ、急病などの緊急時は消防署に通報する。
安否確認の費用・料金
レンタルの場合:月額税込3,300円(初期費用:工事代48,400円プラス保証金20,000円)
買い取りの場合:月額税込3,300円(初期費用211,640円)
セコム・ホームセキュリティ「親の見守りプラン」のメリット
ご老人の一人暮らしでは、異変があった時に救急車を自分で呼ぶことは難しいでしょう。
しかしこのサービスを利用すると、異変を察知した時には専門スタッフが高齢者宅に訪問して、生存確認や救急時の対応を行ってくれます。
セコム・ホームセキュリティ「親の見守りプラン」のデメリット
他のサービス(独居高齢者を主とした安否確認サービス)と比較すると、初期費用や工事代などで料金が高額になってしまいます。
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2.株式会社スリーS「みまもりサービス」
- https://www.mimamori-3s.com/
専用端末に内蔵された人感センサーが、人の動きを検知してくれます。
24時間、もしくは12時間以上センサーへの反応がない場合、見守り側にメールが届きます。
見守り・安否確認の頻度
基本的に24時間365日。
安否確認の費用・料金
- 2,750円(税込・端末レンタル費込み)
- 初回事務手数料11,000円(税込)
株式会社スリーS「みまもりサービス」のメリット
安否確認の方法がセンサー型なので、高齢者自身が複雑な機械操作をする必要がない。
値段がリーズナブルなので、親の安否確認方法としては比較的導入しやすい。
株式会社スリーS「みまもりサービス」のデメリット
異常発生時は家族にメールが届くが、家族が遠方に住んでいる場合は緊急時の対応が遅れる危険性がある。
3.有限会社インターフェース「ifまもる®」くん安否確認システム
- https://www.mimamori24.com/
人感センサーが人の動きを検知してくれます。
一定時間センサーへの反応がないと、登録者(主に離れた家族)に安否異常メールが届きます。
病気やけがといった緊急時は、本人または登録者が消防署に通報できます。
見守り・安否確認の頻度
基本的に24時間365日。
安否確認の費用・料金
- レンタルの場合、月3,300円(税込)
- 一括買い上げの場合、33,000円 通信・見守り管理サービス費:月1,650円
- 初期設置費用16,500円(利用者や登録者が自力で設置する場合はかからない)
「ifまもる®」くん安否確認システムのメリット
平常時は他者の訪問がないため、人との関わりが苦手な独居高齢者の場合でも、普段の生活を通じて安否確認が可能。
「ifまもる®」くん安否確認システムのデメリット
普段の生活で安否確認を行えるが、親が体調を崩したなどの緊急時は、遠方に住む家族だと対応が遅れる危険性がある。
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