こちらの記事では、まず初めに「ご老人向け見守りアプリのメリット・デメリット」について軽くご紹介します。
その後、代表的な一人暮らしの高齢者向け見守りアプリについて
- 機能やシステム
- 対応しているOS(AndroidかiPhoneか)
- 簡単な使い方
- 料金(費用)
- 見守り機能として使う際のデメリット
をそれぞれご紹介します。
◆本サイトの表記には、一部プロモーションを含みます
目次
アプリで高齢者の生存確認をしたり、孤独死対策をするメリット
離れて暮らす親の見守りをアプリで行う一番のメリットは、既にスマートフォンをお持ちの場合、費用を抑えられる事です。
もちろん他の見守り専用のサービスやグッズと比べると機能面では大きく劣るものの、アプリ自体は無料もしくは数百円程度のため、まだまだ元気で簡単な見守りが必要な程度の高齢者であれば、安価に見守ることが出来ます。
高齢者の見守りサービスとしてアプリを使うデメリット
まず第一に、高齢者がスマホを持っている&使いこなせる必要がある事です。
メリット面では「既にスマホをお持ちの場合は安く済む」と話しましたが、仮に持っていない場合は新規契約&月々の通信代が新規にかかってくるわけですから、これからの負担額は増えてしまいます。
またアプリによる見守りでは高齢者側でも頻繁にスマホを使ってもらう必要があったり、操作をしてもらう必要があります。
また無料な代わりに広告が表示されますので、変なところをタップしてしまい、余計なトラブルを招いてしまう危険性も、スマホに慣れていない高齢者の場合は注意しないといけません。
この場合、最近では自宅にインターネット環境が無くても、届いた見守りカメラをコンセントに挿すだけで、難しい初期設定も一切なく見守りを始められる「みまもりCUBE」というものがあるので、こちらを利用するほうが賢明かと思います。
公式サイト:https://ramrock-eyes.jp/
また費用面が気になる場合は、最近では月1,078円(税込)から本格的な高齢者の見守りが出来る商品もあります。
詳しくは以下の記事を読んでみてください。
料金が安い高齢者見守りサービスランキング3【月1000円~】
スマホは見守り専用機ではないので、機能面に限界がある
スマートフォンはあくまでも日常的に使うために設計されているため、例えば見守りカメラでは搭載されているような赤外線による夜間の鮮明な撮影などはできません。
そのため夜中に徘徊癖がある認知症の高齢者や、夜間に体調を崩してしまいがちな高齢者は、見守りアプリでは十分に見守れません。
また検知機能などもアプリの機能と言うよりはスマホの機能に依存しがちなので、転倒してしまう可能性のある高齢者に使うには、やはり不安な面もあります。
そのため、もし少しでも余裕があるのであれば、高齢者向け専用の見守りサービスをお勧めします。
初めての方におすすめの高齢者見守りサービスランキング3【比較】
…とはいっても、今この瞬間から導入できるのが、シニア向け見守りアプリのメリットでもあります。
それでは本題に入り、高齢者向けの見守りアプリをご紹介しますね。
(最新情報については、公式サイトでご確認ください)
↓【記事の途中ですが、見守り方法に迷ったらこの記事がおすすめ】↓
高齢者の見守りや孤独死対策になる、おすすめのアプリ5つ
それでは高齢者の見守りに使えるアプリ、孤独死を予防できるアプリ等を5つご紹介します。
1.見守りlite
Androidに対応しているアプリで、無料でダウンロードできます。
外出するとき、家についたときに、ボタン一つでメールを送ることが可能です。
あらかじめ登録しておいたメッセージを簡単に送れるワンタッチ伝言や、緊急ボタンを長押しすることで緊急メールを自動で送れるなど簡単な操作なので、機械を扱うのが困難な高齢者や離れて暮らす親が独居高齢者の場合でも、遠方の家族が安心できます。
離れた親が一人暮らしをしていて体調が急変するのが心配でも、比較的簡単な操作でメールを送ることができるので、高齢者が一人暮らしをしている際の見守りアプリというだけでなく、孤独死防止アプリとしても使えます。
検知機能も付いており、一日の活動状況や生活パターン、カーテンなどの物の動作も夜にメールで送られてきます。
生存確認としてのアプリに孤独死も防げる機能も付いているので、離れた家族の不安も解消できます。
見守りliteのデメリット
見守りカメラなどの他の見守り商品は、検知機能などは自動でメールが送られます。
しかしこのアプリは家についたとき、外出するとき、緊急のときにワンタッチとはいえ操作が必要になるので、本当に緊急の際は高齢者側が上手く使えない可能性があります。
この点については、やはり見守られる側で一切の操作の必要がない見守りカメラには劣る点です。
また検知したものは瞬時に送られるのではなく夜に送られるので、もしもの際に間に合わない可能性もあります。
この点についても、24時間リアルタイムで見られる見守りカメラには劣ります。
2.あんしん365
このアプリもAndroid対応の介護、見守りアプリです。
独居老人の方などの所在確認や安否確認を365日サポートする、孤独死の対策アプリとしても利用できます。
見守られる側が所持しているスマートフォンに定期的に通知が来て、その時に表示されるボタンを押すと、見守る側に通知が行きます。
簡単な操作で活動などを離れた家族が確認できるので、シニアの方の見守りアプリとしても利用可能です。
見守られる側に通知が来るのは一日に3回です。
通知が来てそれに対応するだけなので、この見守りアプリは認知症の方でも使いやすいかもしれません。
あんしん365のデメリット
他の見守り用の商品に比べて、サービスの量が少ないです。
アラームが来てそれに対応するだけなので孤独死を防ぐアプリにはなっていますが、詳しい状況を確認できなく、介護が必要な方の見守りアプリとしては物足りないところがデメリットな点です。
3.みまもりホン
こちらもAndroidで利用できる、お年寄りや介護が必要な方を遠隔で見守りできるアプリです。
細かい操作方法などを覚える必要はなく、スマートフォンを手に持つときなどの動きを検知し、一定期間動きがなかった場合はアラームが鳴り、それでも動きがなかった場合は家族にメールが送られます。
そのアプリ内で電話も可能で、ワンタッチで利用できます。
このような見守りサービスがあることで高齢者でも使いやすいアプリになっています。
介護が必要な方でもスマホを所持しているだけで見守りができるという点もメリットです。
みまもりホンのデメリット
他の見守りサービスは異変があるとすぐに家族へメールが行くのに対し、このアプリは動きを検知しなくなったらアラームが鳴り、その後に家族にメールが送られるようになっています。
異変があってもすぐに家族が確認することは出来ないため、孤独死の予防アプリとしては少し弱いです。
4.life360
このアプリはiPhoneとAndroidのどちらでも利用できます。
このアプリをインストールしたスマホを持っていると、どこにいるのか位置情報を家族が確認できます。
自宅などあらかじめ設定した場所に着くと、自動でメールが来ます。
アプリ内のチャットで会話もできます。
離れた親の見守りアプリとして最適です。
life360のデメリット
位置情報の共有がメインなので、孤独死をなくすアプリとしては使いにくいです。
この見守りアプリは高齢者がスマホを常に持っていることで、効果が得られます。
しかしスマホを持たない老人の方も多く、この見守りアプリを老人の方がインストールしても、効果が得られるとは限りません。
5.あんしんマップ
このアプリはiPhoneとAndroidの両方に対応しています。
月額500円で利用可能です。
位置情報を確認することができ、複数の端末で共有可能です。
見守る側は4つのアカウント、見守られる側は6つのアカウントまで登録できるので、一度に見守る人や見守られる人が多い家族向けのアプリです。
指定されたエリアを抜けると家族にメールが送られるので、離れた親や独居高齢者の方が認知症でも見守ることができます。
あんしんマップのデメリット
こちらも位置情報の共有がメインなので、高齢者がスマホを持ち歩かなかった場合にはうまく機能はしません。
また自宅で体調が急変しても、すぐに家族が確認できなかったりするので、孤独死をなくす見守りアプリとしては使いにくいかもしれません。
関連
通話も出来る、高齢者向け見守りカメラアプリ5つ【おすすめ】
一人暮らしの高齢者の見守り結果をメールで通知してくれるサービス5選
高齢者や親向けの安否・生存確認アプリおすすめ6選【孤独死対策】