【Wifi不要の見守りカメラ↓】

高齢者の見守りサービスとして比較的原始的なものが、「見守り電話サービス」「見守りダイヤル」と呼ばれる、電話で安否確認をしてくれるものです。

こちらの記事では、そんなご老人の見守りを電話でしてくれる具体的な業者を、いくつかご紹介します。

ただしその前に、現在は様々な便利な見守りサービスが出ている分、電話による見守りサービスはどうしてもデメリットが目立つようになっています。

そこでまずは、見守り電話サービスのデメリットについてご紹介します。

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高齢者の見守りに通話(電話)タイプの見守りサービスを利用するデメリット

見守り電話サービスは最も仕組みがわかりやすい見守り方法である一方、他の見守りサービスと比較すると、デメリットも多くなっています。

まずはそちらをご紹介しますね。

1.確認の頻度が低いため、もしもの時には助けられない

電話による見守りサービスの頻度は、基本的には週に一度、多くても週に数日のみです。

確かに普段元気な高齢者の方に「最近具合どう?何か変わったことがない?」と確認するという意味では効果的です。

しかし、例えば転倒したり発作が起きて意識を失ってしまった場合などは、それこそ一時を争う事態になります。

そんな時に3日〜1週間も経ってから対応していると、即座に対応すれば助けられた命も、助けられない可能性があります。

そういう意味では、

  • 24時間見守りが出来る
  • 転倒した際などは通知が来て即座に対応できる

という、見守りカメラの方が緊急時には役立ちます。

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2.電話を受ける際、高齢者側でアクションが必要になる

一つ目のデメリットと関連しますが、電話による見守りサービスの場合、高齢者側で受話器を取る、もしくはスマホで通話ボタンを押すなどのワンアクションが必要になります。

しかし高齢者が”もしもの時”には、受話器のところに移動する元気も、スマホを操作する元気もないかもしれません。

こちらも見守りカメラのような”見守られる側の操作が一切必要ない方法”と比べると、緊急時には不安なサービスです。

3.主観的な安否確認しかできない

見守りダイヤルによる安否確認方法では、高齢者が元気かどうか、何も問題がないかどうかの情報は、高齢者側の言葉だけになります。

しかし高齢者の中には、

  • 心配をかけまいと、強がる方
  • 見守る側から見ると、どう見ても元気がなさそうなのに、本人は気づいていない場合
  • 実は夜間に問題が起きているのに、本人は気づいていない場合

等もあります。

こういった客観的な安否確認ができないのも、通話による見守りのデメリットです。

4.面識のない他者との会話を、嫌がる高齢者もいる

身内との電話は大好きなものの、面識のない方との電話は大嫌いな高齢者の方は、意外と多いです。

そもそも直接顔を見るような関係でもないため、警戒心の強い高齢者の方には向きません。

5.夜間帯にサービスを提供している会社が少ない

高齢者が体調を崩しやすいのが夜間ですが、安否確認の電話を夜にしてくれるところはほとんどありません。

逆に言うと高齢者の睡眠の妨げにならないというメリットでもあるのですが、やはり夜間の見守りをしたい場合は、暗視機能のある見守りカメラの方がよいでしょう。

高齢者向け夜間の赤外線・暗視機能のある見守りカメラ4選【おすすめ】

6.意外と高額である

「週に数回、見守りの電話をしてくれるサービス」というシンプルな方法ではあるものの、人件費がかかっている分、実は月の費用は安くはありません。

詳細は後でご紹介しますが、平均すると初期費用で1万円、月費用で5000円程度が相場となっています。

ただし月に5000円も支払えば、かなり高機能な高齢者専用の見守りカメラが使えます。

また高齢者の安否を確認したいだけであれば、特別な単三電池を入れた機器を高齢者が使うと、見守り側で確認できる「みまもり電池」の方が圧倒的に安く済みます。

みまもり電池の詳細ページ⇒https://mimamori.novars.jp/

この方法であれば毎日のように安否確認が出来ますし、月の費用も1,078円ですから。

以上が見守り電話サービスのデメリットになります。

恐らく昔からある見守り方法ではあると思うのですが、今の時代を考えると、やはり割高と言えるのかもしれませんね。

高齢者の見守りを電話(通話)で行ってくれる会社3選

それでは本編に入り、電話で見守りサービスをしてくれる業者についてご紹介します。

(最新情報は公式サイトをご確認ください)

1.株式会社こころみ【つながりプラス】

https://tsunagariplus.cocolomi.net/

一人暮らしのお年寄りや高齢者のご夫婦へ、担当のコミュニケーターが定期的にお電話をする「高齢者見守りサービス」です。

遠方の離れた場所で暮らす家族へ、電話の内容を都度メールでレポートしてくれるので、親御さんの定期的な状態確認をすることが出来ます。

頻度や通話時間は、週1回の10分程度で、必要に応じて、医療機関など適切な機関を紹介してくれます。

申し込むための条件や、必要になるもの

ご自宅の固定電話でも、お持ちのスマートフォンでもお電話可能です。

見守り電話サービスの費用

  • 入会金:10,000円(税別)
  • ライフレポートプラン:8,800円(税別)※週1回のお電話+ライフレポート
  • 簡易ライフレポートプラン:5,400円(税別)※週1回のお電話+簡易ライフレポート

他の見守りダイヤルと比較した際のメリット

  • 特別な理由がなければ、毎回同じコミュニケーターが担当する。
  • 海外に住んでいる場合でも利用することが出来る。

他の見守りダイヤルと比較した際のデメリット

  • 週に1回の10分程度のプランしかない。

2.ホームネット株式会社【見まもっTELプラス】

https://www.homenet-24.co.jp/service/
house/tel_plus.html

週に2回、指定の時間に電話がかかってくる、離れた親の安否確認をしたい方にピッタリの高齢者見守り電話サービスです(音声ガイダンス)。

マンションに独居老人が住む不動産オーナーや、離れて暮らす親の見守りをしたいご家族が、よく利用されています。

ガイダンスに従ってボタン操作することで、独居高齢者の安否確認をすることが出来ます。

申し込むための条件や、必要になるもの

  • 単身でお住いのご老人の方
  • 電話機をお持ちの方(※ダイヤル式電話、番号操作が出来ないものは利用不可)
  • 結果メールを受信者1人以上確保できる方

がご利用いただけます。

見守り電話サービスの費用

  • 初回利用料:10,000円(税別)
  • 月額利用料:1,650円(税別)

他の見守り電話サービスと比較した際のメリット

  • 月額利用料が、他のサービスより低コスト
  • 限度額100万円までの費用補償サービスがある(原状回復費用など)

他の見守り電話サービスと比較した際のデメリット

  • 高齢者の安否確認のみのサービスである。
  • 会話形式ではないので、認知症予防には適さない。

3.株式会社エクセリーベ【見守りん】

「スカイプ」を利用した見守りTV電話で、高齢者の見守りを通話の声だけでなく表情も確認し、ご老人の方の見守り電話サービスとして活用できます。

離れた家族にも月次報告メールが送られてくるので、ご家族の状態を定期的に確認することができます。

毎週土曜日に担当アテンダー(傾聴のプロ)から、電話がかかってきます。※時間はご登録の際に相談

申し込むための条件や、必要になるもの

事前にタブレットPCかスマートフォンをご準備ください(マイク、カメラ、スピーカーつきのPCでも可能)。

また、インターネット環境が整った場所でのご利用となります。

見守り電話サービスの費用

  1. 初期費用:10,000円(税別)
  2. +月額料金:サービス開始時の一括払い

最短3ヵ月から、最長12ヵ月までお選びいただけます。

ご利用料金12ヵ月契約6ヵ月契約3ヵ月契約
お手軽プラン(毎週5分)1,000円/月1,500円/月2,000円/月
おしゃべりプラン(毎週15分)4,000円/月6,000円/月8,000円/月
じっくりプラン(毎週30分)8,000円/月12,000円/月16,000/月

他の見守り電話サービスと比較した際のメリット

  • 高齢者が相手の顔も確認できるので安心して会話することができ、普段の生活などで困っていることなど、より細かくお話してくれる可能性がある。
  • もしもの時の緊急時、高齢者の状態が声のみの電話と比べ、詳細に分かる。

他の見守り電話サービスと比較した際のデメリット

  • 面識のない人と顔を合わせての電話は、嫌がる高齢者の方もいる
  • タブレットやスマートフォンなどの用意、インターネット環境の整備が必要である。