【Wifi不要の見守りカメラ↓】

高齢者を見守る上で心配なことの一つが、やはり温度管理です。

高齢になると部屋の温度を感じにくくなるため温度管理が難しくなり、気づいた時には既に熱中症になっていた…という事も珍しくはありません。

そんな高齢者…特に独居高齢者や日中一人で在宅する方に便利なのが、見守り機能付きのエアコンです。

というのも、見守りエアコンは

  • 部屋の温度を感知し、自動で調節してくれたり
  • 見守る側のスマホで遠隔操作し、室温を設定出来たり
  • 人感センサーによって室内に人がいるかどうかを感知出来たり

するような機能が備わっていますから、熱中症対策だけでなく簡単な見守り機能も兼ね備えているという特徴があります。

そこで今回は、見守り機能のあるエアコンをいくつかご紹介しますね。

ただし見守りエアコンにもデメリットがありますので、まずはこちらをご紹介します。

◆本サイトの表記には、一部プロモーションを含みます

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一人暮らしの高齢者の見守りを、エアコンで行うデメリット

一人暮らしの高齢者の見守りを行うデメリットとして、細々としたものですと

  • エアコンをつけない季節でも、エアコンをつけなければいけない
  • エアコンを利用しているため、窓を開けるといった換気を忘れがち
  • 見守り目的でエアコンを使う場合は、本来エアコンを使っていない際に作動する自動お掃除機能や内部クリーンが上手く使えない可能性がある

等ありますが、さして大きな問題ではないかもしれません。

最も大きなデメリットは、やはり見守り機能のあるエアコンの価格が高い事です。

後で具体的な費用もご紹介していきますが、平均すると15万円~20万円が相場になり、ある程度まとまった費用が必要になります。

温度センサーや人感センサーなら、月々2,178円(税込)でつけられる

もし現在エアコンを持っていないのであれば、確かにこういった割高な見守りエアコン・安否確認の出来るクーラーを購入するのもアリなのかもしれません。

しかし既にエアコンをお持ちの場合、後から温度センサーや人感センサーのある機器を付け足すだけでも、ほとんど全く同じ見守り効果を得られます。

公式サイト:https://www.aitosys.com/aishiru_special/

アイシルという高齢者の見守り向けセンサー機器があるのですが、この端末には

  • 温度センサー:設定した温度以上が一定時間続くと「温度を下げてください」と音声で高齢者に伝え、それでも温度が変わらないと見守り側に通知
  • 人感センサー:一定時間、人の気配がない場合に異常を検知
  • ドアセンサー:普段よく使うドアが一定以上使われていないと、異常を検知
  • 照度センサー:例えば深夜なのに電気がついた際などは異常を検知

等を搭載しており、これだけでも見守りエアコンとほとんど同じ機能があります(夜間や外出時はセンサーを切るなど、色々と決められます)。

おまけに

  • 緊急時用の、ワンタッチの通報ボタンがついている
  • 「おはようボタン」を押してもらう事で、毎日の安否の通知ができる
  • 「お薬ボタン」「ご飯ボタン」を押してもらう事で、食事のとり忘れや、薬の飲み忘れを防げる
  • 声掛け機能で、何かあった際は直接伝えられる

という、エアコンには無い機能も搭載しています。

それでいて月額使用料は2,178円(税込)なので、もし見守りエアコンの費用が気になる場合は、アイシルも検討してみてください。

アイシルURL:https://www.aitosys.com/aishiru_special/

※ちなみに:そもそも、エアコンを嫌がる高齢者も多い

高齢者は若年層に比べると

  • 「エアコンの風が当たるのがイヤ」
  • 「暑くてもエアコンをつけて寝ると身体に悪い」

などの理由から冷房を苦手と感じる人は多く、エアコンを使わない方も多いです。

またエアコンは設置費用まで含めた場合、コストが高くなります。

そのため高齢者には「エアコン自体が贅沢品であるためにつけない」という意識がある人も多く、実際エアコンの普及率も高齢世帯になるほど低くなっています。

もちろん熱中症対策としてある程度はエアコンをつけてもらわないとダメなのですが、それでも見守りエアコンの場合は24時間つけてもらわないといけないため、より説得するのが難しくなるというデメリットはあります。

関連:夏にエアコンや冷房をつけたがらない、一人暮らしの高齢者を説得する方法

高齢者の見守り機能があるエアコン5選

それでは本編に入りまして、見守り機能のあるエアコンについてご紹介します。

なお、各会社とも見守りに対応しているモデルはいくつもあり、また部屋の広さ等によってモデルも金額も違うため、各メーカーごとの一般的な見守り機能について幅広くご紹介します。

もし気になるブランドがあった場合、公式サイトで具体的な対応モデルについて探していただければと思います。

(最新情報については、公式サイトをご確認ください)

1.三菱電機「霧ヶ峰シリーズ」の見守りエアコン

https://www.mitsubishielectric.co.jp/home/kirigamine/
product/zd/feature/convenient.html

⇒詳細ページはこちら

三菱電機の霧ヶ峰シリーズには、見守り機能として吹き出し口付近に赤外線センサーが搭載されています。

このセンサーは風の流れを可視化することができるので、室内の温度のみならず、空気の流れや強さも感知することが出来ます。

そしてセンサーが得た熱画像などの情報をもとに、室内温度の少し先の未来を予測して自動運転してくれます。

そのため、室内温度が上がった後に急いでエアコンを温度を下げる…といったことをしなくて済むようになっています。

なお遠方からでもスマホで部屋の温度分布を確認することができ、熱画像上で高温の場所をタッチすることで、必要に応じて気流を届けることもできます。

エアコンが電源オフになっている時も室内にいる高齢者の体感温度を検知し、設定温度幅から外れると自動で運転を始めます。

また室内に誰もいない状態になると消費電力をカットした運転に切り替わるので、消費電力も最低限に抑えることができます。

見守りエアコン「三菱電機の霧ヶ峰」の使い方

使い方としては簡単です。

居住者はリモコンにあるAI自動ボタンを押すだけで、AIが室内の状況を自動で判断し、常に快適運転をしてくれます。

またAIナビボタンを押すと、AIが予測した室内の少し未来の状況と、それにどう対応・運転するかを確認することができます。

家族は霧ヶ峰REMOTEのアプリにより、離れた親を見守ることができます。

見守りエアコン「三菱電機の霧ヶ峰」の費用、価格

モデルによって異なりますが、例を挙げると霧ヶ峰MSZ-ZW2821の場合、10畳タイプで15〜19万円が相場となっています。

⇒詳細ページはこちら

2.ダイキンの見守りエアコン

https://www.daikin.co.jp/press/2020/20200515/

⇒詳細はこちら

ダイキンの場合はもともとエアコンとして見守り機能があるわけでは無く、別売りのセンサーを購入し隣に設置し連動させることで、見守りを行います。

センサーは微弱な動きにも反応するマイクロ波のドップラーセンサーを採用しており、暗闇や布団の中にいる場合でも、高齢者の脈拍や呼吸などを検知できます。

そのため在室か不在かはもちろん、就寝や起床の状況やタイミングなども検知・解析することができます。

また、1週間の平均睡眠時間や在室時間、睡眠時間などのグラフを1日分と1週間分で表示できるので、高齢者の生活リズムを可視化しやすいことも特徴の一つです。

寝ているときに中途覚醒したり活動がある場合も、一目でその時間帯や回数を把握できますよ。

センサーは角度を変えられることはもちろん、専用アプリから検知する距離を設定することもできます。

またセンサーと連動しているエアコンは、高齢者がいる部屋が高温高湿状態となると自動的に冷房運転を開始し、就寝時には自動的に快適空調モードに切り替わります。

遠方にいる家族はアプリを通して、エアコンを操作することもできます。

ダイキンの見守りエアコンの使い方

使い方としては、他の見守り機能付きエアコンとは少し違います。

対応機種のエアコンと、センサーデバイスである見守り機能付き無線LAN接続アダプター、そして専用アプリDaikin Support Lifeの3者を連携させる形となります。

センサーデバイスは、その電源コードを対応機種エアコンと接続することで、エアコンと連動させることができます。

離れた家族はDaikin Support Lifeを通して、高齢家族を見守ることができます。

ダイキンの見守りエアコンの価格

先ほどご紹介した「見守り機能付き無線LAN接続アダプター」の相場は67,000円程度です。

それプラス、エアコン本体代が必要になります(10畳モデルで8万円~)。

⇒詳細はこちら

3.日立の見守りエアコン

https://kadenfan.hitachi.co.jp/ra/lineup/
xseries_g/feature01.html

⇒詳細はこちら

日立のエアコンにおける見守り機能の特徴は、高性能な画像センサー、くらしカメラの搭載と言えるでしょう。

くらしカメラには「CMOSイメージセンサー」という画素数30万の半導体画像センサーが採用されており、デジタルカメラと同等の性能のものです。

くらしカメラは画像センサーから得た多くの情報を元に、在室している人の特徴を識別したり、それぞれの在室している時間を把握することができます。

これにより、ひとりひとりの体感温度に合わせた気流を送ることできます。

また、温度カメラ、湿度カメラ、近赤外線LED技術も搭載されており、様々な角度から室内の状態を見極め、空調を管理することができます。

例えば在室中の人の足元位置や家具の配置、日差しのある場所なども検知し、そこにいる人が常に快適であるよう気流を届けることができます。

間仕切りをするなどして室内の間取りが変わったときにもカメラが検知し、自動的に送風範囲や風量を変えてくれます。

ちょっとした温度差で体調を壊しがちな高齢者にとっては、非常に優しいエアコンと言えますね。

日立の見守りエアコンの使い方

見守り機能の使い方はシンプルです。

リモコンの「ecoこれっきりボタン」を押すことで、くらしカメラ AIが在室している人や室内状況を認識し、快適かつ省エネな運転を行ってくれます。

また運転時には天井/間取りボタンを押すことで、くらしカメラ AIが送風範囲を自動で認識し、風量と風向を調整してくれます。

もし見守られる高齢者が不在の時でもエアコンをつけっぱなしにしておきたい場合は、リモコンからオートオフ設定を解除しておくと良いです。

日立の見守りエアコンの値段

くらしカメラ搭載のしろくまくんXシリーズは、10畳タイプで相場が20万円前後となっています。

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4.パナソニックの見守りエアコン「エオリアシリーズ」

https://panasonic.jp/aircon/app.html

⇒詳しくはこちら

離れた家族がスマホから遠隔操作できるだけでなく、天気予報や気象データに連動して自動で空気清浄をしてくれます。

カビの発生が気になる梅雨の時期やインフルエンザなどが流行する冬でも、それらの活動を抑制してくれるエオリアは、高齢者にとって非常に心強い味方となるでしょう。

パナソニックの見守りエアコンの使い方

エオリアには無線lanが内蔵されており、設置すると即座にスマホと連動させることができます。

離れて暮らす家族はスマホのエオリアアプリを通して、あらゆる空調管理や空気清浄を行えます。

またリモコンのAI快適おまかせボタンを押すだけで、AIがより良い運転を自動で選択してくれます。

常に最適な温度を優先して保つ快適モード、節電を優先するエコナビモードのいずれかを選ぶことができます。

パナソニックの見守りエアコンの価格

無線LAN内蔵、AI搭載のエオリアXシリーズ10畳タイプのもので相場が15〜17万円ほどとなります。

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5.富士通の見守りエアコン

⇒詳しくはこちら

富士通ゼネラルのエアコンの特徴といえば、衛生面において長けているところでしょう。

中でもノクリアはエアコン内部を55度にまで上昇させ、内部のカビや菌を除去してくれる技術を持ち合わせています。

この機能は不在時には自動的に働いてくれるので、常に綺麗な空気を保つことができるわけです。

またエアコンでは珍しいフィルター自動お掃除機能を持ち合わせ、フィルターについた粉塵を付属のダストボックスに自動で除去してくれます。

プラズマ空清機能もあり、イオンの力で空気中のウイルスやカビ、花粉などの除去をしてくれます。

見守り機能としては他社のエアコンと同様、天候や居住者の動作パターンから温度ムラや体感温度、在不在などを予測してくれたり、スマホでの遠隔操作が可能となります。

リモコンは置き型タッチ方式のものが手をかざすだけで起動してくれるなど、高齢者にはありがたい手軽さです。

富士通の見守りエアコンの使い方

ノクリアには無線LANアダプタが内蔵されており、手軽にスマホやスマートスピーカーと連携させることができます。

またネットワークを利用できる利点として、スマホの専用アプリ「どこでもエアコン」からエアコンの各種システムをアップデートすることができます。

「どこでもエアコン」からは基本的な操作を離れた場所から行うことができます。

富士通の見守りエアコンの価格

ノクリア10畳タイプでの相場は7〜10万円となります。

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