両親や祖父母が遠方に住んでいて、なかなか会いに行けなかったり、毎日のように電話をするのは負担になってしまう場合…。
そんな時に便利なのが、遠距離でも両親を見守れる”見守りカメラ”です。
そこで今回は、遠隔地からでも高齢の親を見守れる、スマホやタブレットなどに対応した見守りカメラをいくつかご紹介します。
(なお、「スマホ2つで遠隔で見守る方法は駄目なの?」と思われる方は、こちらの記事をお読みください)
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目次
その前に:高齢者の見守りを遠隔地からするには、見守り側は何が必要?
現在主流の見守りカメラの場合は、見守り側はアプリを使う事が多いです。
そのため介護者側(見守る側)はスマホ、タブレット端末は基本的に必須になってきます。
一部の見守りカメラではパソコンやガラケーにも対応しているので、親や高齢者を見守りたいけどタブレットもスマホも持っていない方は、そういった見守りカメラを選べば問題ありません(この記事内でも紹介します)。
また見守り側はインターネット回線が必要になりますが、こちらはwi-fiが必ず必要になるという事でもなく、大手キャリアのスマホ回線や、格安sim回線でも”条件付きですが”問題ありません。
条件については、以下の記事をお読みください。
高齢者宅にWiFiがなくても見守りカメラを使う方法は?(他よくある質問)
離れて暮らす独居老人の親を遠方から見守る際、見守られる側の家には何が必要?
まず見守られる側の高齢者の場合、スマホやタブレット、パソコン等は基本的には必要ありません。
一部、高齢者側でもスマホが必要なものがありますが、そうでないものも沢山ある上、そういった見守りカメラが特に機能的に優れているというわけでもないので、あえて選ぶ必要はありません。
ではインターネット環境はどうかというと、ほぼすべての見守りカメラは高齢者宅側にもネット環境が必要です。
しかし、ごくごく一部の高齢者専用見守りカメラは初めからsimカードが内蔵されており(もしくは自分で内蔵することが出来)、高齢者宅にwifi環境が無くても手軽に利用できます。
詳しくは以下の記事をお読みください。
simカード内蔵の高齢者向けおすすめ見守りカメラ3選【wifi不要】
スマホやタブレットに連動し、遠方から高齢者を見守れるカメラ
(最新情報については、公式サイトをご確認ください)
1.みまもりCUBE
公式サイト:https://ramrock-eyes.jp/
みまもりcubeはSIMカードを搭載している、インターネット回線不要で遠距離でも視聴できる、唯一の見守りカメラです。
また見守られる側(高齢者側)で難しい初期設定は一切なく、届いたカメラをコンセントに挿すだけで利用を開始できます。
なお見守る側の端末としては、スマホ・タブレット・パソコン・ガラケーに対応しています。
(ガラケーに関しては、検知機能が動作した際に、その映像のスクリーンショットがメールで届くような形となっています)
その他のみまもりCUBEの機能
みまもりCUBEは実際に老人ホームなどでも導入がある本格的なもので、
- リアルタイムでの映像確認(複数人で可能/スマホ、タブレット、PCで確認可能/ガラケーはメール受信のみ可能)
- 見守り映像の録画(内蔵のSDカードに約7日間録画を保存)
- 会話機能
- 映像の出力、保存機能(お手持ちのパソコンへ、離れた場所からでも保存可能)
- 検知機能(転倒してしまった、ドアを開けて外に出かけた、等を検知)
- 夜間暗視モード(夜間の体調の変化や転倒、徘徊などの見守りに使える/赤外線なので明かりもなく、高齢者の睡眠の妨げにならない)
- プライバシー保護機能(見守り範囲で見守られたくない箇所にモザイクをかけられる)
といった機能を兼ね備えています。
現在は30日間3,190円(税込)で気に入らなければキッパリやめられるお試しキャンペーンもやっているので、これまで見守りカメラを試したことがない方には、一番におすすめです。
↓
みまもりCUBE:https://ramrock-eyes.jp/
2.ユピ坊
- https://dressup-navi.net/parts/171352/
見られている意識を軽減できるように考えられた、フォルムのユニークな機器です。
大きな目がまばたきしたり、音がする方向を見たりと動きがあり、特定の言葉に反応してユピ坊とお年寄りが対話することもできます。
見守りモードとして、一定時間にセンサー範囲内で動きを検知しない場合に通知が届きます。
逆に留守中に動きを検知すると通知が届くような防犯モードの設定も行えます。
その他テレビ電話、高輝度白色ライト(暗い場所を照らす)機能が備わり、広範囲をカバーするカメラアングルの調整はスマホで遠隔操作することができます。
スマホやタブレットで映像が確認でき、5台まで登録できます。
ユピ坊との通信は1対1に限り、同時接続は行えません。
遠隔地から親を見守りするには十分な機能を備えており、特に独居老人であればユピ坊がコミュニケーションの相手にもなるので、孤独感が和らぐでしょう。
ユピ坊を使い始めるまでの流れ
設置・設定方法はユピ坊本体をwifi接続し、スマホなどに専用アプリ「ユピスマ」をインストールします。
ユピ坊の価格・月額料金
価格は約69,300円(税込)で、月額費用はかかりません。
ユピ坊本体とアプリのバージョンアップも無償で行えます。
ユピ坊のデメリット
赤外線カメラは搭載されておらず、暗い中の確認はLEDライト点灯させるので、まぶしさを感じます。
そのため夜間の見守りには向いていません。
また本体価格がやや高額で、お試しキャンペーン等もないため、万が一合わなかった際のリスクがあります。
3.IeCame(イエカメ)
- https://prtimes.jp/main/html/rd/p/
000000140.000023921.html
wifi環境対応のAIで見守るカメラです。
人の形をAIが見分け、写真付きで遠方の家族に通知を届けます。
一般的な人感センサーや動体検知はペットや光を検知することがあり、必要以上に通知が届いてしまいます。
ieCameは人以外の通知が少ない見守りカメラで、スマホにも対応しているのでおすすめです。
カメラ越しに声掛けが行え(通話はできません)、離れて暮らす親の防犯目的に音や光を警告として発することも可能です。
接続するスマホに制限はありません。
4ヵ所のカメラ画像を同時に映し出すこともできるので、複数のカメラを設置した場合は見守りカメラをタブレットで確認すると見やすいでしょう。
複数人で遠距離の親を見守りできるカメラとしては、使いやすい商品です。
タブレットは使用できますが、パソコンには対応していません。
IeCame(イエカメ)の価格・月額料金
まずカメラ本体として9,000円前後(機種により違いあり)は必ず必要になり、それに加えて無償プランと有償プランを選びます。
(有償プランには連続視聴・クラウドへ録画映像の保存・AI顔識別が追加できます)
有償プランの金額についてはドル価格なので時期によって変わりますが、1ドル100円と仮定すると月々500~1,500円程度です。
IeCame(イエカメ)のデメリット
呼びかけ機能のみで、会話機能が無いのがデメリットです。
万が一の事があった際に、カメラの向こうで高齢者が何かを訴えていてもこちらはわからず、到着するまでどうするべきか適切な対処・アドバイスが出来ないリスクがあります。
特に転倒などした際は高齢者側も電話のあるところまで動けない、また電話を操作できない可能性もあるので、できれば会話機能もあったほうが良いですね。
4.ギガらくカメラ
- https://marutto.co.jp/l/girarakucamera-m.html
※どちらかというと防犯がメインの見守りカメラですが、遠隔で見られるためご紹介します。
NTT東日本の見守りカメラで、セキュリティやサポート体制がしっかりとしています。
カメラに人などの動く物体を検知した際に、アプリやメールで通知が届きます。
カメラの映像範囲外のトラブルなどを検知したいときは、音声で検知することもできます。
必要に応じて双方の会話も行えます。
HD画質・30コマ/秒で高画質な映像を、パソコン・スマートフォン・タブレットから映像を確認できます。
さまざまな機器から接続できると、遠隔地の親を見守りできる状況に合わせた対応をすることができます。
夜間でも画質の良いナイトビジョンを搭載しています。
親の見守りをタブレットでお孫さんを交えて行うと、新しいコミュニケーションが発展するかもしれません。
ギガらくカメラの価格・月額料金
初期費用・初月利用料は無料です。
以降はカメラ端末セットで月額3,300円(税込)~8,470円/月(税込)となります(録画保存日数により異なる)。
ギガらくカメラのデメリット
目立つデメリットはありませんが、強いて言えば検知する動きを予め設定できないことです。
そのため人以外を検知して通知が来る可能性もあります。
5.Panasonic KX-HJC200-W
- https://www.yodobashi.com/product/
100000001002825757/
※主にお子様、ペット向けの見守りカメラですが、遠方からでも見られるためご紹介します。
詳細ページはこちら:https://ec-plus.panasonic.jp/kx-hjc200-w/
見守りカメラ機能のほかに、動作・温度・音を検知できるようセンサーがカメラに内蔵されており、条件によってスマホへ通知が届きます。
温度センサーは上限・下限を設定、音センサーは設定以上の音声を検知した場合に通知が届きます。
室温管理を含め、親を遠隔で見守りすることができるのは大きなメリットです。
カメラやスマホを制御するホームユニットに、スマホ・タブレットは8台まで登録できます。
同時アクセスは4台まで、屋外からのアクセスは1台のみとなります。
カメラに搭載された温度センサーは、独居高齢者の夏の熱中症や冬のヒートショック対策として異常を察知できます。
室温を見守りカメラとスマホで対応できるのは、離れた親をサポートする上で助けになります。
KX-HJC200-Wを使い始めるまでの流れ
設置・設定方法は、先にスマホへ専用アプリをインストールします。
そのあとにWi-Fi接続したホームユニットにスマホを登録して完了です。
高齢者の見守りをタブレットで行う場合も同様の設定となります。
KX-HJC200-Wの価格
価格は屋内カメラ17,700円(税込)とホームユニット13,300円(税込)が必要なので、合計31,000円となります。
KX-HJC200-Wのデメリット
離れた家族が見守る場合は、見守れる端末が1台となるのがデメリットです。
またユピ坊ほどではないものの、本体価格はやや高額なので、お試しできない怖さもあります。
またホームユニット等に慣れていない方には、初期設定などもやや複雑です。
少なくとも高齢者がおひとりで設定するのは難しいでしょう。
【体験談】皆は遠距離・遠隔で暮らす高齢者の見守りはどうしてる?