こちらの記事では、Amazonで販売されている「元気です 高齢者の見守り装置(元気です 高齢者見守りシステム)」について
- 購入する前に気を付けたい3つのこと
- 「元気です 高齢者の見守り装置」の概要
- 類似品「アイシル」との比較
についてご紹介します。
(最新情報は公式ページをご確認ください)
◆本サイトの表記には、一部プロモーションを含みます
目次
「元気です 高齢者の見守り装置」を購入する前に気を付けたい3つのこと
「元気です 高齢者の見守り装置」はAmazonのレビューもよく、機能が限定されている分、初心者には分かりやすい見守り端末です。
月額費用もサービス料と言う意味では必要なく、一度買ってしまえばランニングコストは安く抑えられるメリットもあります。
一方で、その他の見守りサービス・グッズと比較すると、デメリットとも受け取れる特徴が3つあります。
1.インターネット環境(Wifi)が必要
「元気です 高齢者の見守り装置」は、基本的に高齢者宅にネット環境が必要になります。
その場合は月々の費用として、別途5,000円ほど必要になります。
もし高齢者がスマートフォンを利用する予定があれば、テザリング機能でネット環境の代わりにする事も可能です。
しかしその場合も月々2,000円程度はかかりますし、高齢者によってはスマートフォンを使いこなすのは難しいかもしれません。
何かの拍子にデザリング停止ボタンを押してしまう可能性もありますし、(高齢者にありがちですが)スマホのバッテリーが切れてしまうと、「元気です 高齢者の見守り装置」も切れてしまうリスクもあります。
(なお「元気です 高齢者の見守り装置」に直接simカードを入れられる媒体もありますが、こちらは別途6,000円ほどお金が必要になります)
いずれにせよ、高齢者宅にWifi環境を用意するか、スマホを使いこなしてもらう必要点はデメリットになります。
最近は高齢者宅にネット環境もスマホも一切必要ない見守りカメラもあるので、環境を整えるのが面倒な方は、こちらの方が向いているかもしれません。
↓
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wifiなし・ネット環境不要の高齢者向け見守りカメラ2つ【これだけ】
2.高齢者にもしものことがあった際に、間に合わない可能性がある
これは「元気です 高齢者の見守り装置」に限ったことではなく、センサータイプ全体に言えることです。
センサーによる見守りは”一定時間、動きが無いと異常と判断し見守り側に通知をする”という仕組みです(「元気です 高齢者の見守り装置」の場合は12時間動きが無いと通知)。
ただし、もし仮に高齢者の容態が急変した際、その急変に気づくのが早ければ早いほど命を助けられる可能性が上がるわけです。
その点、「元気です」のように通知まで12時間も経っていれば、すぐに対処すれば助けられた命を、助けられない可能性も大いにあります。
もちろん現在はまだまだ元気で、容態が急変したり転倒したりする可能性が考えられない高齢者の安否確認目的ですと、センサーによる見守りは大いに効果があります。
一方で出来るだけ早く気付いてあげたい場合は、
- 24時間リアルタイムで様子を見ることが出来る
- 転倒した際などに、すぐに通知が来る
- 会話機能で、高齢者が電話など触れない状況になっても、その場で何があったか聞くことが出来る
という、見守りカメラの方が向いていると思います。
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3.お試しプランなどが無い
「元気です 高齢者の見守り装置」は18,000円(税込)の買取型で、別途月々のネット代は必要なものの、サービス料として「元気です 高齢者の見守り装置」に月額費用を払う必要はありません。
つまり長期的に見ると費用は安く抑えられるのですが、いきなり本体価格として18,000円(税込)を支払うのは、少し怖いかもしれません。
もし合わなければ、そのまま18,000円が無駄になってしまいますからね。
もし、これまで高齢者向けの見守りをしたことが無い場合は、安価なお試しキャンペーンから初めてみるのはいかがでしょうか?
特に実際に老人ホームでも導入されている高機能な見守りカメラが、30日間3,190円(税込)で、気に入らなければこの期間でキッパリ辞められるお試しキャンペーンをやっています。
この見守りカメラはセンサー検知機能も付いておりますし、こういったものをまずは利用して自身の見守りに必要な機能などを把握してから、他の方法を試しても遅くないのではと思います。
それではここからは、「元気です 高齢者の見守り装置」の事が丸っとわかる概要についてご紹介します。
「元気です 高齢者の見守り装置」の特徴
「元気です」の見守りサービスでは赤外線で人の動きを検知することが可能で、離れて暮らす親が独居高齢者で、中々会えない状況などでも見守ることができます。
人の動きなどをセンサーで検知し、活動数や活動量などを遠方にいる家族にメールで送られます。
メールは、朝と夜の1日2回送られます。
5分毎の活動を計測し3日間をグラフ化したものがメールで送られ、リビングなど活動量の多い部屋に設置することで、いつ寝たか、夜中にトイレなどで起きた回数、起床した時間も確認することができます。
寝室に設置すると寝ている時の動きも検知され、いつ寝たか分かるようになります。
12時間反応がない場合は緊急のメールが送られます。
離れて暮らす親が独居老人であっても、いつ寝て、いつ起きたのかを確認できるだけでも安心感はあります。
なお、センサーで検知できる角度は90度です。
「元気です 高齢者の見守り装置」が向いていない人
認知症や病気を抱えた一人暮らしのお年寄りを見守る場合は、十分に見守ることができない可能性があります。
センサーで活動数を検知するので具体的な活動内容を確認することができなく、病気などを抱えた老人の方を見守る場合はリアルタイムで何をしているのか気になるので、そこが不安要素の1つです。
センサーで検知した活動数を確認し見守るので、夜は活動数が0~数回程度しか無く、そこで何時に寝て何時に起きたか分かります。
もしその間に体調が悪くなったり、倒れたりしてもいつも通り寝ていると思い、気づかない場合があります。
緊急メールも12時間経ってからなので、体調の急変などが心配な高齢者は十分に見守ることができなく、離れた家族は心配になります。
「元気です 高齢者の見守り装置」を使うために必要な環境
この高齢者見守りサービスの「元気です」を利用する際はWi-Fi環境が必要になります。
携帯電話のデザリングで、ネットが使えるようにしても利用可能です。
その場合は、専用のスターターキットが必要です。
また、有線LANでも利用できます。
「元気です 高齢者の見守り装置」の使い方・設置方法
マイクロSDカードにメールアドレスを書き込むことで作動し、コンセントに挿すだけで利用できます。
設置場所については、1メートルの高さに設置することが望ましいです。
利用方法は簡単なので、離れた親や独居高齢者の方が機械を扱うのに慣れていなくても、利用することができます。
「元気です 高齢者の見守り装置」の費用・料金
本体価格の18,000円(税込)に加えて、
- インターネットを利用される場合は、その費用
- スマートフォンのテザリング機能を利用される場合は、その費用
が毎月かかります。
ドコモのデータsimを本体に取り付けて利用する際は月額が300円程度で済みますが、その代わりにsimをつなげるための端末「3G USBドングル AK-020 SORACOMスターターキット」を6,090円(税込)で購入する必要があります。
類似品「アイシル」と「元気です 高齢者の見守り装置」を比較
公式サイト:https://www.aitosys.com/aishiru_special/
センサー型の高齢者向け見守り機器に、アイシルというものがあります。
アイシルは「元気です 高齢者の見守り装置」と比べると、
- 高齢者宅にネット環境がある場合は、月額2,178円(税込)
- ない場合は(ルーターを貸してくれるため)、月額3,278円(税込)
と言う風に、月額費用がかかるデメリットはあります。
その代り、機能面では完全に上位互換品で
- 人感センサー以外にも、ドアセンサー、照度センサー、温度センサーも搭載している(冷蔵庫のドアを開けてない等を把握出来たり、熱中症対策にもなる)
- 万が一の際は、ワンタッチで緊急通報できるボタンがついている
- 声掛け機能で、何かあった際は直接伝えられる
- 「おはようボタン」を毎日押してもらう事で、高齢者の方から安否を伝えられる
- 「食事食べましたボタン」「お薬飲みましたボタン」などを押してもらう事で、食事・服薬管理もできる
といった、「元気です 高齢者の見守り装置」には無い機能が沢山あります。
「元気です 高齢者の見守り装置」は良くも悪くも安否確認しかできないシンプルな端末なので、プライバシーを配慮した上でより本格的に見守りたい場合は、アイシルの方が向いていると思います。