こちらの記事では、gooの出している「goo of things でんきゅう」について、記事を最後まで読むだけで丸っと内容がわかる概要についてまとめています。
また公式サイトを読むと良い事ばかりが書いてありますが、他の類似商品と比較した際のデメリット面についてもご紹介します。
まずはその、「goo of things でんきゅう」を類似商品と比較した際のデメリット面についてご紹介します。
◆本サイトの表記には、一部プロモーションを含みます
目次
今の時代、家の中で電球を使う場所は、そんなに多くはないのでは?
「goo of things でんきゅう」は名前の通り、電球を付け替えることで、その電球が点灯・消灯した際にセンサーが働く仕組みです。
しかし都市部の最近の住宅にお住いの場合、電球を付け替えられる場所は、そんなにないのではないでしょうか。
確かにお風呂や玄関に関しては電球を使っておられるお宅は多いかと思いますが、一番高齢者の方が長くいる寝室・リビング(居間)の場合、リモコンで操作するLEDの照明を使っている方が多いのではないかと思います。
もちろんお風呂を見守れるという点では「goo of things でんきゅう」は他に代えがたいメリットがあるわけですが、何せ汎用性がありません。
そもそも一人暮らしの高齢者が、一人で上を向いて電球を変えるというのも難しいでしょう。
めまいを起こしてしまったり、椅子に乗って作業をする場合は転倒の可能性もあります。
「電池を入れ替えるタイプ」の見守りセンサーの方が、汎用性はある
実は「goo of things でんきゅう」と同じ見守り方法で、電池を入れ替えるだけの「みまもり電池」という商品もあります。
この商品は「みまもり電池」という単三電池を入れた機器(電池が入るなら何でも可)を高齢者が使うと、その使用状況が見守り側でわかるという、「goo of things でんきゅう」と似た仕組みです。
ただし電池タイプなので、なにせ使える範囲が大変広いです。
例えば
- テレビのリモコンに入れれば、日中の生活を把握できますし
- 照明のリモコンに入れれば、「goo of things でんきゅう」と同じように起床・就寝を把握できますし
- エアコンのリモコンに入れれば、熱中症対策をしっかりしているかまで把握できる
このように、とにかく使える幅が広いわけです。
また電池を入れ替えるだけなので、独居高齢者の方でも、一人で簡単に出来ますよね。
月額費用も「goo of things でんきゅう」とほとんど変わりません(むしろ初期費用は約1/3です)。
もし離れて暮らす高齢者が、電球より電池を使うシーンの方がイメージできる場合は、みまもり電池も検討してみてください。
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それでは本編に入り、「goo of things でんきゅう」の事がまるっと分かるようにご紹介しますね。
goo of things でんきゅうとは?
- https://got.goo.ne.jp/denkyu/
一人暮らしの高齢者は体調や体力に不安を感じていても、家族に迷惑を掛けたくないからと相談しないことが多くあります。
離れた家族も親が弱ってきていると感じると「緊急時や異変があったときはどうすればいいの」と不安になり、何か対策はないかと考え始めます。
しかし、大部分の家族は不安を抱えながらも月日が経ち、気づいたときには介護が必要な状況になっていることが少なくありません。
遠方に暮らす親の老いに不安を感じたタイミングで対策を取ることは、実は介護を遠ざけると言う意味で非常に重要になってきます。
その対策方法のひとつ「goo of things でんきゅう」が注目されています。
goo of things でんきゅうは独居高齢者の見守りに適した電球で、点灯(on)/消灯(off)情報を見守る側のスマートフォンに知らせてくれます。
通常の電球と使い方は変わらず、インターネット接続や難しい設定は必要ありません。
見守られる側は日常を変えることなく照明を使うだけで、それ以上に必要な操作は行いません。
電球のon/off情報だけで日常の変化や異常があった際に早く気付くことができます。
そんなgoo of things でんきゅうの特徴やサービス内容などを紹介します。
goo of things でんきゅうの見守りの仕組み・機能
離れて暮らす親であれば、家の中で日常的に使用する頻度の高いトイレ・浴室・リビング・玄関などの照明をgoo of things でんきゅうに変えます。
電球のon/off情報を蓄積し、見守る家族へ決められたタイミングで「正常・異常」通知をスマートフォンアプリに通知します。
照明のon/offで気付けることはいくつかあり、例えば「体調の異変」「生活リズムの変化」「緊急を要する異変」などです。
体調の異変に気付ける
トイレの照明のon/offで、トイレの回数が分かります。
いつもであれば1日8回程度のトイレ利用が午前中だけで5回も!と気づき、確認してみると下痢を起こしていた…と異変を知ることができます。
逆に食事量の低下や水分を摂らないことでトイレ回数が極端に減る異変にも気づくことができます。
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生活リズムの変化に気付ける
リビングや台所に設置すれば、起床時間や夜間の睡眠リズムを把握することもできます。
規則正しい生活を続けていれば、起床後の朝食準備で灯す台所の照明・就寝時のリビング照明消灯などのリズムはそれほど大きく変わりません。
このような情報から睡眠時間を推定することができます。
日常生活の小さな変化は、照明のon/offにも影響してくるのです。
緊急を要する異変に気付ける
浴室や玄関に設置した照明は、緊急事態を知ることもできます。
長時間浴室の照明が消えていなければ電話をし、「消し忘れ」なのか「異常があり電話にでられないのか」を確認することができます。
玄関の照明が長時間消えないのであれば、転倒している可能性も考えられます。
そんな時に駆けつけられる家族であれば訪問して確認できますし、遠方であれば近隣の方や地域包括支援センターの職員に安否を確認してもらうこともできます。
このように、照明のon/offでたくさんの情報を得ることができるのです。
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インターネットへの接続は不要
電球にSIMカードが内蔵されているため、インターネット回線は必要ありません。
高齢者の住まいはインターネット環境が整ってない場合があり、見守りカメラなどを設置するときに回線工事が必要なこともあります。
お年寄り自身が新たなwi-fi機器や月々利用料金が発生することを嫌がり、導入できないこともあるでしょう。
goo of things でんきゅうは携帯電話と同様の回線システムなので、新たな環境設定で悩む心配はありません。
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プライバシー守る配慮
一般的な見守りカメラは常に見られている・監視されている気持ちになることがあります。
離れた親を見守る家族にとっては映像で確認できるのは安心ですが、見守られる側は気持ちが落ち着かないと感じることもあるでしょう。
電球による見守りであればon/off情報で状況を判断するだけなので、プライバシーが守られ安心な見守りが行えます。
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goo of things でんきゅうを使い始めるまでの流れ(初期設定)
goo of things でんきゅうを注文後、goo of things アプリをダウンロードして会員登録を行います。
購入した専用電球が届いてからアプリに電球情報を登録し、トイレや浴室など決めた設置場所に取り付けます。
見守る側は複数人登録できるので、その場合は最初に登録した方がアプリを通じて招待する仕組みとなります。
招待される側も同じくgoo of thingsアプリの登録が必要となります。
通知を受ける設定は「1日点灯がない時の通知時間」と「つけっぱなしの時の通知時間」で行えます。
「1日点灯がない時の通知時間」
例えばトイレの電球に対し通知時間を6時間と設定した場合に、指定した時間内にトイレ照明の使用がなければ通知が届きます。
「つけっぱなしの時の通知時間」
例えば浴室の電球に対し3時間経過で設定した場合は、電球がその時間消されなければ通知が届きます。
goo of things でんきゅうの費用・価格
専用電球は購入となり、照明のon/off通知を受け取るには月額費用を支払う必要があります。
電球はgooストアにて一人3個までの購入することができ、料金は1個3,280円(税込)です。
goo of things アプリは月々638円(税込)の費用がかかります(初月は無料)。
電球1個につきアプリの月額費用は発生しますが、見守る側が複数人となる場合の追加料金は発生しません。
電球の保証期間は1年間です。
最低利用期間の指定や違約金はありません。
解約した場合はアプリサービスが中止され、電球は照明器具としてのみ利用ができます。
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最後に:「goo of things でんきゅう」と「goo of things でんきゅうAI」の違いは何?
goo of things でんきゅうは、さらに独居老人の排泄行動に特化したトイレ使用の行動パターンをAIが分析する「goo of things でんきゅうAI」があります。
goo of things でんきゅうは、行動の分析や想定は見守る家族が行いますが、goo of things でんきゅうAIは家族の代わりにAIが分析や推定を行い、レポートとして定期的にアプリへ通知を送ります。
AIによる介入は家族だと偏りがちな先入観を排除し、気が付かないことを知ることができます。
地域のコミュニティが希薄になることで孤立する老人が増えています。
goo of things でんきゅうを高齢者の生活を守ることを目的に、自治体で取り入れる事例が増えています。
専用電球の点灯記録が福祉担当に通知され、適切なタイミングで訪問できるよう活用されています。
照らした明かりで温かく見守るgoo of things でんきゅうは家族で、地域で欠かせない見守り機器になっています。