【Wifi不要の見守りカメラ↓】

こちらの記事では、

  • 徘徊防止の「鍵の取り付け」は、介護保険の適用範囲なのか
  • 鍵の取り付けが、監禁罪・高齢者虐待になる可能性について
  • 徘徊防止に効果的な、鍵の種類と具体的なおすすめ10つ

についてご紹介します。

なお、徘徊を防止できる鍵以外の認知症・徘徊する高齢者向けの見守りについては、以下の記事をお読みください。

◆本サイトの表記には、一部プロモーションを含みます

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徘徊防止の「鍵の取り付け」は介護保険の適用外である

結論から言うと、徘徊防止の「鍵の取り付け」は、介護保険の適用外にあたります。

他のサイトでは、「鍵の取り付けが住宅改修と認められる場合は、上限20万円まで介護保険が適用される」と記載されていますが、住宅改修が認められる工事に「鍵の取り付け」は含まれていません。

地域包括支援センターに問い合わせたところ、対象となる住宅改修の工事は全国で共通しているので、全ての自治体で介護保険の適用外となるそうです。

参考:厚生労働省【介護保険における住宅改修】

介護保険が適用されないため、費用を安く抑えたい場合は、ホームセンターなどで自分で取り付けられるタイプの鍵を探してみてもいいかもしれません。

  • 賃貸に住んでいて、勝手に交換するとトラブルに発展する
  • 退去する時の原状回復が面倒くさい

と感じる方も、自分で取り付けられる・傷が付かないタイプの鍵がおすすめです。

⇒コーナンで購入できる徘徊防止の鍵はこちら

「鍵の取り付け」が監禁罪・高齢者虐待になる?

認知症・高齢者の徘徊を防止するために、鍵を取り付ける際は「監禁罪・高齢者虐待」に該当しないように注意しましょう。

本人の同意を得ずに鍵をかけて閉じ込めた場合、身体拘束とみなされる可能性があります。

また、認知症で徘徊癖のある方の行動を制限した場合、

  • 火事・災害などが発生した際に逃げられない
  • 無理に脱出しようとした結果、事故につながることがある(ガラスを割る・窓から出ようとする等)
  • 急な体調の悪化などがあった場合に助けられない

といったデメリットが挙げられます。

間違っても、家の中に高齢者一人を閉じ込めるような、外から鍵をかけるタイプのものは、利用しないことをおすすめします。

日中の徘徊を防ぎたいなら「見守りカメラ」がおすすめ

鍵をかけて徘徊を防ぐ方法は、深夜の徘徊を防ぐには効果的ですが、「日中も鍵をかけて閉じ込めるのは…」と思われる方も多いと思います。

この場合、鍵をかけなくても徘徊を未然に防げる「みまもりCUBE」という見守りカメラの方が向いています。

この見守りCUBEがあれば、

  • 人感センサーによって、徘徊に気づける
  • 双方向の会話機能で、徘徊前に呼び止められる
  • 呼び止められなかった場合でも、録画機能で服装・時間を把握できる

など、徘徊を未然に防ぐことができます。

また、「みまもりcube」は介護保険が適用されるので、徘徊感知機器として介護保険レンタルが可能です。

詳細を知りたい方は、こちらの公式サイトをお読みください。

⇒みまもりCUBEの公式サイトはこちら

【種類別】徘徊防止に効果的な鍵のおすすめ10つ

それでは本題に入り、徘徊防止におすすめな鍵についてご紹介します。

徘徊を防ぐのに効果的な鍵には、大きく分けて4つの種類があります。

ホームセンターでも購入できるので、参考にしてみてください。

(最新情報は、公式サイトをご確認ください)

1.脱着式サムターン

サムターンとは、室内側から開錠するときに回す「つまみ」のことを指します。

脱着式サムターンは、その「つまみ」自体を取り外せる防犯性の高い錠です。

外した「つまみ」を介護者が持っておけば、徘徊癖のある高齢者は、室内側から鍵を開けられなくなります。

また、脱着式サムターンは、玄関ドアについている鍵はそのままで、室内側のサムターンを交換するだけで利用できます。

サムターンだけの交換であれば、誰でも簡単に出来ますし、費用も安く済むのでおすすめです。

しかし、脱着式サムターンは、取り外したサムターンを紛失してしまうと、外側からしか鍵を開閉できなくなるというデメリットもあります。

そのため、取り外した「つまみ」の置き場所は、しっかりと共有しておきましょう。

朝日工業:デジタルロックスーパースリム30

http://www.asahi-lock.co.jp/goods/sslim/index.html

キーが必要ない引戸・ドア兼用の玄関錠です。

室内側のサムターンを外せるので、徘徊防止になります。

電気配線など一切不要で、簡単に取り付けができます。

⇒朝日工業の「デジタルロックスーパースリム30」はこちら

美和ロック:ND2S

https://www.miwa-lock.co.jp/corp/business/sd/series_nd2s.html

勝手口ドア専用の面付補助錠です。

サムターンを取り外せるので、徘徊防止対策になります。

本体幅が31mmと小さいため、狭框扉にも取り付け可能です。

⇒美和ロックの「ND2S」はこちら

2.両面シリンダー錠

通常の玄関ドアには、外側に鍵穴・室内側には「つまみ」があるかと思います。

両面シリンダー錠は、室内側も鍵穴になっている防犯性の高い錠です。

鍵を持っていない限り、内側から開けることはできないため、徘徊癖のある高齢者に、開錠方法を覚えられてしまった場合に効果的です。

玄関ドアに設置する場合は、今使っている鍵と交換することになるため、自分で取り付けることが難しい場合は、業者に依頼してもいいかもしれません。

しかし、両面シリンダー錠も脱着式サムターンと同様に、鍵の置き場所を、しっかりと共有しておく必要があります。

ドルマカバジャパン社:セーフティサムターン

https://www.dormakaba.com/jp-ja

セーフティサムターンは、2つのモード(在室/外出)を切り替えることができます。

  • 在室モード:鍵がなくても開錠できる
  • 外出モード:鍵がなければ、サムターンが空転して開錠できない

セーフティサムターンは鍵がないと開錠できないので、徘徊を防止するのに効果的です。

なお、外側からは在室/外出モードに関係なく、鍵を差し込めば施錠・解錠できます。

⇒ドルマカバジャパン社の「セーフティサムターン」はこちら

KAKEN(家研販売):安心錠

http://www.kaken-hanbai.co.jp/business/#a01

サムターン自体を取り外せる、固定式の錠です。

室内側のサムターンは引き抜くことができるため、徘徊防止になります。

就寝前に玄関ドアを施錠し、サムターンを外せば深夜徘徊も未然に防げます。

サムターンには蓄光材が使われているので、暗い場所でも使いやすいのが特徴です。

⇒KAKEN(家研販売)の「安心錠」はこちら

3.電子錠(デジタルロック)

電子錠は、暗証番号の入力などで施錠・開錠できる鍵です。

暗証番号の入力が鍵の代わりになるので、鍵の紛失を心配する必要がないことが最大のメリットになります。

室内側から開錠するときも、暗証番号の入力が必要になるため、徘徊を防止する効果が期待できます。

また、設置できるドアの種類も多く、引き戸にも使用できます。

長沢製作所:キーレックス500

https://www.nagasawa-mfg.co.jp/products/keylex/500/

既存の玄関錠に追加しやすい、暗証番号で鍵を開けるタイプの電子錠です。

両面ボタンタイプの面付本締錠だと、室内側からも暗証番号が必要になります。

電気を使わないため、配線工事・電池交換は不要です。

⇒長沢製作所の「キーレックス500」はこちら

ジャパンキーサービス:ZEUS-LOCK

http://www.zeus-lock.com/

暗証番号・ICカードで、開錠できる電子錠です。

配線工事が不要なので、最短30分で取り付けることができます。

普通の電子錠とは異なり「セキュリティモード」が搭載されているため、寝ている時に玄関ドアが開くと、警報音でお知らせしてくれます。

⇒ジャパンキーサービスの「ZEUS-LOCK」はこちら

4.補助錠

補助錠は、玄関の鍵を交換するのではなく、追加で取り付ける鍵です。

室内側に補助錠を追加することで、徘徊癖のある高齢者は、鍵を開けられなくなります。

補助鍵は工事不要で取り付けられるので、建具に傷を残せない、賃貸物件にお住まいの方にもおすすめです。

また、補助錠は見落とされがちな「窓」にも、設置することができます。

認知症の方は玄関から出れないと、窓から脱出しようとするので、クレセント錠だけでは不十分であることが多いのです。

そのため、換気できる隙間を残して設置することで、徘徊防止の効果が高まります。

ガードロック:ひとりで出掛けないで

http://www.guardlock.co.jp/92_hitoride.html

工事不要で簡単に取り付けられる、南京錠タイプの補助錠です。

ドアを傷つけずに設置できるので、賃貸にお住まいの方におすすめ。

4桁の暗証番号か、専用のキーで南京錠の施錠・開錠ができます。

もし暗証番号を忘れてしまっても、番号検索機能が付いているため問題ありません。

⇒ガードロックの「ひとりで出掛けないで」はこちら

ノムラテック:ウインドロックZERO

https://www.nomuratec.co.jp/product/1244/

両面テープで、簡単に取り付けられる補助錠です。

固定不要&必要な工具もないので、サッシに傷をつけず簡単に設置できます。

二重にロックをかけられるため、徘徊を防止するのに効果的です。

⇒ノムラテックの「ウインドロックZERO」はこちら

日本ロックサービス:インサイドロック

https://www.lock.co.jp/defense/inside-b.html

プラスドライバーだけで簡単に設置できる、後付けタイプの補助鍵です。

ガラス付きのドアだけでなく、3種類の受け金具を組み合わせることで、家具・引き違い戸など色々な箇所に取り付けることができます。

穴を開けて設置するため、鉄製のドアには取り付けられないので注意しましょう。

⇒日本ロックサービスの「インサイドロック」はこちら

日本ロックサービス:はいれーぬ

https://www.lock.co.jp/defense/hi-a.html

両面テープを使って、約1分で取り付けられる補助錠です。

傷が残らないため、賃貸でも安心して利用できます。

レールの長さが約10cmほどあるので、完全にロックするのではなく、ロックしながら少しだけ窓を開けて換気することもできます。

⇒日本ロックサービスの「はいれーぬ」はこちら

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