【Wifi不要の見守りカメラ↓】

こちらの記事では、一人暮らしの高齢者を見守れる「見守り家電」について、具体的な商品と共にご紹介します。

見守りサービスがついている家電は、冷蔵庫やポットを初めとして様々ありますが、番のメリットは高齢者の普段の生活に溶け込める点です。

例えば見守りカメラであれば、どうしても高齢者側も監視されているというように感じてしまう方もいます。

一方で見守り家電であれば、ご老人も特に意識をせず暮らすことが出来ます。

◆本サイトの表記には、一部プロモーションを含みます

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はじめに:見守り家電の基本的な見守り機能とは?

この後、具体的な見守り家電をご紹介する際にそれぞれの機能も紹介しますが、まずは基本的な仕組みについてご紹介します。

と言っても、見守り家電の仕組みは非常に簡単です。

見守り家電には特殊なセンサーが入っており、一人暮らしの高齢者がその家電を使うと、見守り側でそれを確認できるようになっています。

用は”家電を使っている=普通に生活できている”という形で安否確認(生存確認)が出来るわけです。

また日ごろの使用時間などのデータを蓄積し過去と比べることで、(最近、夜寝るのが遅くなっているな)(冷蔵庫の開閉回数が減っているけれど、食欲が減っているのかな)等、日々の生活の変化に気づくことも出来ます。

迷ったときに一番におすすめの見守り家電は?

この後様々な見守り家電をご紹介しますが、基本的には高齢者が毎日必ず使うような家電を選ぶと良いです。

ただし、どの見守り家電も

  • 月額費用が最低でも3000円、冷蔵庫だと本体価格が高くて50万円ほどかかる
  • 実際に毎日使う家電となると難しく、使わなくなったときのリスクが大きい

といったデメリットがあります。

そこで一番にオススメなのが、センサーを内蔵した単三電池を使うNovarsの「みまもり電池」です。

公式サイト:https://mimamori.novars.jp/

みまもり電池は、単三電池さえ入れば何でも見守り端末として使えますから、

  • ランプやライト、寝室の照明のリモコンに入れれば、高齢者の寝起きが把握できる
  • テレビのリモコンに入れれば、日中の生活がわかる
  • エアコンのリモコンに入れれば、熱中症対策にしっかりエアコンをつけているかわかる

など汎用性も高い上に、単純な見守り以上の情報も得られますから。

それでいてNovarsの「みまもり電池」は月額わずか1078円(税込)と圧倒的に安価です。

正直言って見守り機能の付いた電化製品は、その機能がついているというだけでかなり割高なので、もし迷ったときは「みまもり電池」をおすすめします。

⇒みまもり電池の詳細はこちら

それでは本題に戻り、高齢者向けの見守り家電についてご紹介します。

高齢者・親の介護向け見守り家電製品4選

(最新情報は公式サイトをご確認ください)

1.HITACHI「コネクテッド家電・冷蔵庫ご家族見守りサービス」(見守り冷蔵庫)

https://kadenfan.hitachi.co.jp/doshiteru_rei/lp/

家電大手の日立が手がける、冷蔵庫を利用した家族の見守り家電です。

5製品が、見守りサービス利用の対応機種として販売されています。

見守り冷蔵庫のドアの開閉を感知することで、見守られる側の食事のリズムや安否確認に役立ちます。

離れて暮らすご家族もドアの開閉だけで見守ることができるため、通知内容も簡単で使いやすいところがポイントです。

高齢者向け見守り冷蔵庫としての機能

ドアの開閉を感知して、回数や時間を通知する仕組みです。

  • 30分ごとのドアの開閉をタイムラインで表示
  • 朝1番のドアの開閉を通知
  • 指定時間のドアの開閉の有無を通知
  • 生活リズムに変化があった場合に通知(夜間冷蔵庫使用・24時間以上または48時間以上冷蔵庫の使用がない場合)

上記の4つの場面をスマートフォンの専用アプリで通知します。

使い方・使用方法

見守られる側:冷蔵庫を使用するのみです。

見守る側:専用アプリ「ドシテル」をダウンロード。アプリからの通知をもとに家族の生活リズムを把握、異常を検知します。

見守り冷蔵庫がおすすめの高齢者

冷蔵庫を一日一回でも開ける習慣のある方は対象です。

介護保険のサービスの利用で、冷蔵庫を開ける方も対象といえるでしょう。

見守る側の家族がサービス利用の時間帯を把握していれば、サービス利用により食料の補充や食事、飲水をしている確認にもなります。

対象となりにくい高齢者

冷蔵庫を開ける習慣がない方は対象ではありません。

冷蔵庫の費用も高価なため、冷蔵庫の購入がご自身またはご家族の予算と見合わない場合も対象外です。

認知症の方は、日時の感覚や食事をしたことを忘れてしまうことがあります。

ドアの開閉頻度が多すぎる場合は、安否や在宅の確認にはなりますが、食事などから生活リズムを把握することは難しいでしょう。

日立の見守り冷蔵庫の費用・価格

  • サービス利用料:月額500円(税込)
  • 無線LANルーターレンタル:月額1.100円(税込)
  • 無線LANルーター設置訪問サポート:11.000円(税込)

【見守りサービス対象の冷蔵庫価格(オープン価格)】

  • R-WXC62N:小売希望価格270,000円〜390,000円
  • R-WXC74N:小売希望価格320,000円〜430,000円
  • R-WX74K:小売希望価格489,000円前後
  • R-WX62K:小売希望価格245,000円前後
  • R-KX57K:小売希望価格230,000〜260,000円

対応モデル

「コネクテッド家電・冷蔵庫ご家族見守りサービス」のデメリット

見守りサービスと呼ばれる見守り家電グッズと比較したデメリットは、高額な費用です。

見守りサービスが必要となる年齢を考えると、冷蔵庫の使用期間はそれほど長くないことが予測されます。

冷蔵庫を家族に譲渡する場合でも、運搬や設置に時間や費用を費やすことになるでしょう。

初期費用が高くなるため、見守り家電を導入したい人にとってハードルが高いことも難点です。

全体的にみても、高額な初期費用と、費用に対する使用期間の短さにおけるコストパフォーマンスの低さがデメリットでしょう。

2.ZOJIRUSHI(象印)「みまもりほっとラインiポット」(見守りポット)

https://www.mimamori.net/

家電大手の象印が手がける、湯沸かし電気ポットを利用した見守りサービスです。

iポットを利用してお湯を沸かすだけで、ご家族の生活リズムを把握できます。

おでかけボタンもあるため、在宅・外出の確認も行える便利なポットです。

湯沸かしポットの見守り機能

「みまもりほっとラインiポット」には、大きく分けて3つの見守り機能があります。

1.Eメールサービス

1日2回、iポットの使用状況を登録された最大3件のメールアドレスへ通知します。

送信時間は、ホームページから設定が可能です。

  • 電源:電源を入れたとき
  • 給湯:給湯ボタンを押したとき
  • 外出:おでかけボタンを押した日時
  • 帰宅:おでかけボタンを押した後にロック解除ボタンを押した日時

上記の4つの場面をメールアドレスへ通知します。

2.メールリクエスト

1日2回のメールアドレスへの通知以外にも気になる場合は、最新の状況を確認できます。

3.ホームページサービス(閲覧にログインID・パスワード必要)

専用ホームページで、週ごとの使用状況をグラフで確認できます。

見守り電気ポットの使い方

見守られる側:iポットを使用してお湯を沸かす、外出/帰宅のボタン操作を行う。

見守る側:Eメールサービス、メールリクエスト、ホームページサービスを利用して見守りたいご家族の生活リズムを把握します。

象印の見守り家電ポットがおすすめの一人暮らしの高齢者

日常的に電気湯沸かしポットを使用する方が対象です。

外出ボタンを活用したい方は、外出の機会があり、ボタン操作を理解・実行できる方が対象でしょう。

見守り魔法瓶が向いていない高齢者

日常的に湯沸かし電気ポットを使用しない方や、ご病気により操作が難しい方は対象ではありません。

高齢者の中には、電気ケトル(保温効果のないもの)やガスでお湯を沸かす方もいます。

見守りサービスの利用を考えている方のほとんどは高齢で、新しい知識を身につけることが難しい場合が多いです。

ボタン操作が必要となる湯沸かし電気ポットの使用方法を正しく理解・操作できない方は、対象外といえるでしょう。

「みまもりほっとラインiポット」の費用・価格

  • 初期費用:5.500円(税込)
  • サービス利用料:月額3.300円(税込)
  • Eメールアドレス追加:1件につき月額110円(税込)※1件は無料、3件まで登録可能

※製品はレンタル品のみ。値段はポット1台あたりの費用。

※6カ月以内の解約は、解約料(6カ月−利用料を支払った月数×3.300円)

「みまもりほっとラインiポット」のデメリット

電球や電池など日常的に必須と考えられる見守りグッズと比較すると、使用頻度の低さがデメリットでしょう。

お湯を利用する日常生活の場面は、お茶を入れる、インスタント麺やスープを飲むときでしょう。

朝にお茶を飲む習慣がある方は良いですが、それ以外は不定期の使用になりますし、夏場にはさらに使用頻度が下がることを考えられます。

また「おでかけボタン機能」は便利ではあるものの、使用頻度の低いポットまで足を運び、外出前にボタンを押し、帰宅後にボタンをもう一度押す必要があります。

年齢や認知症による物忘れがほとんどなく、使用頻度の低いポットまで毎回行くことを覚えている方が活用できる機能といえます。

3.goo of things「goo of things でんきゅう」(見守り電気/ランプ)

https://got.goo.ne.jp/denkyu/

高齢者の見守りのための電球を開発、販売しているgoo of thingsが提供する「goo of thingsでんきゅう」。

ネットワーク回線を利用せず、電球の使用量を専用アプリで見守れます。

使用している電球を「goo of thingsでんきゅう」に付け替えるだけで、自宅内のどの場所でも電球の使用量を確認できます。

見守り電球の見守り機能

設定した時間の点灯・消灯、長時間の点灯・消灯がない場合に専用アプリに通知します。

アプリをダウンロードした複数人での見守りが可能です。

  • 正常時:24時間以内に点灯あり
  • 異常時:24時間以上消灯または長時間つけっぱなし

上記の通知以外に、専用アプリで1日の電球点灯履歴が確認できます。

「goo of thingsでんきゅう」の使い方

見守られる側:通常通り生活をするのみ。

見守る側:専用アプリ「goo of things」をダウンロードし、アプリからの通知をもとに家族の生活リズムを把握、異常を検知。

見守りライトがおすすめの高齢者

1カ所でもご自分で電気の点灯・消灯ができる方が対象です。

点灯・消灯の方法は問わず、スイッチまたはリモコン操作ができれば対象といえます。

 対象となりにくい高齢者

ご病気によりご自分で電気の点灯・消灯が行えない方は対象ではありません。

電気のスイッチがある場所まで歩けない方や、リモコン操作を行うための腕や手の力が不十分な方が、対象外といえるでしょう。

認知症により時間の感覚がわからない方も、対象として難しいでしょう。

時間の感覚がわからない場合、電気の点灯・消灯のリズムが毎日異なることや頻回に点灯・消灯を繰り返す、全く電気を使用しないなどの場面が予測されます。

見守るご家族は、在宅と安否の確認はできますが、生活リズムの把握から異常検知するという本来の目的とは違う使用方法になるでしょう。

「goo of thingsでんきゅう」の費用・値段

  • 購入価格:3.280円(税込)
  • 月額利用料:電球1個につき638円/月(税込)※初月無料

「goo of thingsでんきゅう」のデメリット面

日常的に使用するその他の見守り家電と比較したデメリットは、事前に電球の使用頻度を確認していなければシステムが成り立たない点です。

高齢者に関わらず、一般的に天気がよく日差しが多く差し込む日は、わざわざ日中に電気をつけることはありません。

日が沈み出してやっと電気をつける方もいるでしょう。

逆に天気が悪い日は、朝から晩まで電気を消すことなく使用する方もいます。

また、高齢者の方は白内障により光に敏感な方も多く、視力の関係で電気をつけない判断をされる方もいます。

電気をつけることは簡単ですが、高齢な方にとっては強すぎる光が苦手な方や必要最低限の光があれば特に問題がないと思っている方も多くいるため、電球の使用頻度が低くなることが予測されます。

こういった、普通に生活していても起こりうる「電球の点灯のタイミングの違い」さえも異変ととらえてしまうため、安否確認がギクシャクしてしまいがちです。

アプリの異常検知が「24時間異常点灯がない」「長時間のつけっぱなし」の2つであることから、ご家族が事前に見守られる側の電球の使用頻度を確認する必要があります。

最も電球を使用する頻度がある場所を特定できなければ、システムを活用できない点がデメリットといえるでしょう。

4.エヌ・エム・エス「みるモニ」(見守りテレビ)

https://nms.ne.jp/mirumoni/

IT事業に関するさまざまな製品やサービスを展開するエヌ・エム・エスが手がけるテレビを使った高齢者見守り家電。

テレビの電源状態や人感センサー、温湿度センサー、緊急ボタンを使用することで、高齢者の日常生活を見守ります。

みるモニの見守り機能・システム

専用アプリ「みるモニ」で日常生活を見守ります。

専用アプリは複数人の登録が可能です。

  • テレビの利用状況を定期的に検出し、記録
  • 人感センサーで人の動きを感知し、活動量を計測
  • テレビ利用状況、温湿度、活動量をグラフで表示
  • 緊急ボタン作動時にアプリを通じてご家族へ通知

テレビ画面に警告・メッセージを表示します。

電源が入っていない場合でもスタンバイ状態であれば表示が可能です。

  • 部屋の温湿度センサーで熱中症の危険を予測し、テレビに警告を表示
  • テレビ画面にメッセージ(服薬や飲水の促し、その他些細な内容)を表示

みるモニの使い方・使用方法

テレビと「みるモニ」の機器をつなぎ、アプリをダウンロードします。

ネットワーク回線や工事は不要です。

見守られる側:テレビを使用する、緊急時に緊急ボタンを押すのみ。

見守る側: 専用アプリでテレビ利用状況や温湿度、活動量の確認。緊急ボタン作動時に対応。

テレビタイプの見守り家電が対象になる人

日常的にテレビ鑑賞を行う方が対象です。

自立されている方や、少しの介助で日常生活が成り立つ方でも、テレビの電源を入れることができれば対象です。

人感センサーや温湿度センサー、メッセージ機能などの活用を考えると、自宅内を歩ける方でメッセージ内容を理解し行動できる方が対象でしょう。

対象となりにくい高齢者

日常的にテレビ鑑賞を行わない方は対象ではありません。

対象外となる方には、ご病気によりリモコン操作や自宅内をある程度歩く身体能力がない方が該当します。

システムの主体がテレビの電源を入れることにより成り立っているため、テレビの電源を入れられなければ使用は難しいです。

その他の機能である熱中症の警告や、ご家族からのメッセージも、内容を理解し行動できなければ活用できません。

ご病気による身体機能の低下がある方や、認知症などによりテレビに表示された内容を理解できない方は対象外といえるでしょう。

エヌ・エム・エス「みるモニ」の費用・価格

月額2,600円(税別)

エヌ・エム・エス「みるモニ」のデメリット面

他の見守り家電と比較したデメリットは、テレビの周囲で成り立つ機能の多さです。

システムの柱であるテレビの利用状況以外の重要な機能に、警告・メッセージ機能と緊急ボタンシステムがあります。

緊急ボタンは、テレビに接続した本体に設置されているため、緊急時はテレビまで近づきボタンを押さなければいけません。

警告・メッセージ機能は、電源がついている状態かスタンバイ状態で表示されます。

しかし、一般的に電源を常につけている方やスタンバイ状態を理解できる方は、少ないのが実情でしょう。

警告やメッセージのためにテレビの前で待つように伝えることは、普段通りの生活を阻害する可能性や認知症の方であれば、繰り返し指示した内容を繰り返すことも考えられます。

テレビを鑑賞するといっても、日常的そして長時間の鑑賞をしている方に限定される点はデメリットでしょう。

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