こちらの記事では、
- 声かけ機能のある見守りカメラを高齢者に使うメリット
- 声掛け機能と通話機能の違い
- 通話機能のある高齢者向け見守りカメラ4選
についてまとめています。
◆本サイトの表記には、一部プロモーションを含みます
目次
見守りカメラに、声掛け機能・通話機能がついているメリットは?
見守りカメラの通話機能には、様々なメリットがあります。
例えば高齢者に何かが起こって電話を触れない時でも、カメラ越しに「大丈夫?」「どこが痛いの?」「救急車呼ぼうか?」と聞くことができ、高齢者側も電話を操作することなく見守り側に情報を伝えられます。
特に転倒してしまった際などは、電話のある場所まで歩くことも、また電話を操作することも難しいでしょうから、その場で声だけでやり取りできるのは大変な強みです。
また声掛け機能があれば、例えばセンサーで徘徊しそうな高齢者を感知した際に、「おばあちゃんどこ行くの!」等と声を掛けて、徘徊を止めることも出来ます。
またリアルタイムや録画した映像を見て薬を飲み忘れていた際なども、「今朝の分の薬を飲んでね~」と声を掛けて伝えることが出来ます。
見守りカメラの機能は、「声かけ機能」と「双方向会話機能」どっちがいい?
「声掛け機能」とは、見守り側の声は相手に届くけれど、見守られる側の声はこちらには聞こえません。
そして「双方向会話機能」とは、見守りカメラ本体にもマイクとスピーカーがついているため、電話のようにお互いの声が通じる機能です。
どちらが良いかと言うと、絶対に通話機能がついているものが良いです。
むしろ「声掛け機能」だけですと、見守りカメラの良さを半分も発揮しているとは言えません。
例えば高齢者が倒れてしまった場合、カメラの向こうで高齢者が必死に何かを訴えていても、こちらには決して届かないわけですから。
もし声が届いていれば、誰かが到着する前に高齢者側に適切なアドバイスが出来ます。
救急車を呼んであげる場合でも、会話機能があれば高齢者から聞いた現状を救急隊員に正確に伝えられますし、この対応の差が生死を分ける可能性も十分にあります。
いずれにせよ、互いが話せる見守りカメラも、会話が一方通行の見守りカメラも、費用はそんなに変わらないので、通話機能のある見守りカメラをおすすめします。
(どうしてもと言う方もいるかもしれませんので、この記事では声掛け機能のみの見守りカメラも紹介しています)
↓【記事の途中ですが、見守り方法に迷ったらこの記事がおすすめ】↓
声かけ機能、通話(会話)機能のあるオススメの高齢者向け見守りカメラ4つ
それでは本編に入りまして、スピーカーのついている見守りカメラについてご紹介します。
(最新情報は公式サイトをご確認ください)
1.みまもりCUBE(双方向会話可能)
公式サイト:https://ramrock-eyes.jp/
みまもりCUBEはmybestでも「介護用見守りカメラおすすめ人気ランキング第一位」を取った超定番の高齢者向け見守りカメラで、双方向の会話が可能です(スマホ・PC・タブレットで可)。
また実際に老人ホームで導入例もあるだけあって高機能で、
- リアルタイムでの映像確認(複数人で可能/スマホ、タブレット、PCで確認可能/ガラケーはメール受信のみ可能)
- 見守り映像の録画(内蔵のSDカードに約7日間録画を保存)
- 会話機能
- 映像の出力、保存機能(お手持ちのパソコンへ、離れた場所からでも保存可能)
- 検知機能(転倒してしまった、ドアを開けて外に出かけた、等を検知)
- 夜間暗視モード(夜間の体調の変化や転倒、徘徊などの見守りに使える/赤外線なので明かりもなく、高齢者の睡眠の妨げにならない)
- プライバシー保護機能(見守り範囲で見守られたくない箇所にモザイクをかけられる)
といった、基本的な見守りカメラの機能は全て揃っています。
最大の特徴は、高齢者宅にネット環境もスマホも必要なく、初期設定すら必要ない事
この後ご紹介するすべての見守りカメラは、高齢者宅にインターネット環境が必要です(これが当たり前の話です)。
しかし「みまもりCUBE」の場合はカメラ内に予めsimカードが入っているため、届いたカメラをコンセントに挿すだけでネットが使えるようになります。
そのため見守りカメラを使うために、わざわざ高齢者宅のネット環境を整える必要はありません。
また見守りカメラを使い始める際、他のカメラは当然ながら高齢者側でもインターネットを同期する、アプリをインストールする等の初期設定が必要になりますが、独居高齢者の方には少し難しい場合が多いです。
その結果、結局一度は見守り側が遠方の高齢者宅まで出向いて、初期設定をしてあげたり、使い方を教えてあげる必要があります。
一方で「みまもりCUBE」の場合は、設定などは見守る側がする事であって、見守られる側は特別することはありません。
そのため仮に遠距離に住んでいたとしても、カメラさえ高齢者宅に届けてしまえば、コンセントに挿すだけですぐに見守りを開始できます。
現在は気に入らなければ30日間3,190円(税込)でキッパリ辞められるお試しキャンペーンもやっています。
基本的な機能は全て揃っていますし、見守りカメラを利用したことがない方には、始める良い機会だと思います。
↓
みまもりCUBE:https://ramrock-eyes.jp/
2.パナソニック スマ@ホーム(双方向会話可能)
- https://panasonic.jp/hns/
温度センサーが内蔵されており、カメラ周辺の室温を検知して、事前に設定した上限/下限温度を超えたときスマホに通知するように設定しておけば、室温の急な変化にも気付くことができます。
気温変化に対応しにくい高齢者に、マイク機能で呼びかけることで、熱中症や体調不良を防ぐことに繋がります。
また、見守りカメラの内蔵マイクが設定した音声レベル以上の音を検出したとき、センサーが検知しスマホに通知してくれるので、非常時にも便利な機能です。
玄関にカメラを設置すれば、おでかけや帰宅を内蔵センサーが検知しスマホに知らせてくれます。
見守りカメラに内蔵されているスピーカーやマイクを通して声をかけることもできるので、話せることでコミュニケーションも取れ、離れた場所に住んでいる親の孤独感も緩和されるでしょう。
また、見守りカメラの通話機能を使って、介護してくれている方と話すこともできます。
赤外線LEDを搭載しているので、夜間でも映像(白黒)を確認できます。
見守りカメラの種類が豊富で、設置場所や用途に合わせて選ぶことができます。
大手メーカーなので、修理受付などのサポートがしっかりしています。
パナソニック スマ@ホームを使い始めるまでの流れ
スマホに専用アプリをインストールして、無線LANに接続したホームユニットに登録するだけでかんたんに設定できます。
ホームユニットには最大4台までのカメラが接続可能で、スマホやタブレットは最大8台まで登録可能なので、離れた家族みんなで見守ることができます。
パナソニック スマ@ホームの価格・費用
Amazonで、
- スタンダードなタイプのカメラは11,800円(税込)~
- ホームユニット付のキットは21,364円(税込)~
- スイングタイプは18,400円(税込)~
- 広画角レンズタイプは10,789円(税込)~
で購入できます。
ホームユニットのみは、9,564円(税込)~で購入できます。
パナソニック スマ@ホームのデメリット
- 他の見守りカメラに比べ、価格が高めです。
- 見守りカメラのほかにホームユニットが必要なので、導入費用は高くなります。
- ホームユニットを置くスペースも必要です。
- 全体的に画素数が低いので、映像の粗さが目立ち、画質はあまりよくありません。
3.NTT東日本 ギガらくカメラ(双方向会話可能)
- https://marutto.co.jp/l/girarakucamera-m.html
離れて暮らす親の様子を、PC・スマホ・タブレットでいつでもどこでも確認できます。
NTT東日本の専門スタッフがネットワーク選びや機器選びをサポートしてくれるので、用途などに合わせて最適な見守りカメラを導入することができ、カメラの初期登録(クラウド側)も代行で実施してくれます。
カメラの設定や視聴操作方法などもサポートしてくれ、万一のトラブル時にも、遠隔で不具合の原因を調査してくれるなど、365日対応でサポート体制も万全です。
30コマ/秒の常時録画映像をスマホ等で確認ができ、最大180日の保存が可能です。
クラウド型なので、専用のレコーダーやSDカードなどは不要です。
ハイビジョン画質で、見守りカメラにマイクやスピーカーも内蔵されているので双方向会話もできます。
動体検知機能で、動く物体を検出したときは、メールやアプリの通知で知らせてくれます。
音声検知による通知設定も可能で、暗い場所で動体検知機能が利用できないときや、見守りカメラの範囲外で何かかが起きたときに安心です。
ナイトビジョンも搭載されているので、夜間もしっかり映ります。
通信区間・サーバー保存データは全て暗号化されるので、セキュリティの面も安全です。
見守りカメラとクラウド間で接続が切れたときや再接続した場合も、メールやアプリの通知で知らせてくれます。
ギガらくカメラを使い始めるまでの流れ
見守りカメラ機器が決まったら、NTT東日本の「ギガらくカメラサポートセンター」からメールアドレスの承認依頼メールが届くので、承認します。
その後、開通案内書と端末が届くので、設定後に利用可能となります。
ギガらくカメラの料金・価格
録画保存日数によってプラン設定されており、7日保存月額3,300円(税込)~180日保存月額8,470円(税込)まで、6段階のプランがあります。
初期費用・初月は無料ですが、最低利用期間が決まっており、途中で解約すると中途解約金5,500円(税込)が発生します。
ギガらくカメラのデメリット
最低利用期間が24ヶ月と長く、途中で解約すると中途解約金が発生するので、試してみてから本格的な導入を考えたいという方には向いていません。
4.ieCame(イエカメ)(声かけ機能のみ)
一般的なカメラは「動体検知」で物体や光に反応しますが、ieCameはカメラに映った動体の中からクラウド上でAIが人の形を見分けます。
カメラに「人」が映った時だけスマホに通知する設定にすれば、「人以外」の通知は届きません。
玄関やキッチンなど見守りたいポイントにカメラを設置して、さりげなく見守ることができ、一人暮らしの高齢者側も遠方で見守る家族側も程よい距離感が保てます。
玄関に設置すれば、「用事を忘れていないか」「外出先から無事に帰ったか」など、カメラからの通知で確認できます。
通話はできませんが、見守りカメラのスピーカーで声をかけることができるので、予定外の時間に外出しようとしたら、呼び止めることができます。
不審な来客があった時や老人が狙われやすいセールスなどがあった時にも、離れた家族が声をかけることもできます。
独居老人の場合、物忘れや認知症で、ガスの消し忘れや水道を出しっぱなしにしてしまうことがあり心配ですが、キッチンに見守りカメラを置けば、声かけや警報で知らせることも可能です。
家の中でも注意が必要な浴室やトイレ前の廊下に設置しておけば、もしもの急変にも気付きやすくなります。
ナイトビジョン(赤外線暗視モード)で夜中でもはっきり確認できます。
どこからでもスマホで映像が確認でき、クラウドへの録画だけではなく、microSDカードへの録画にも対応しています。
ieCame(イエカメ)の見守りカメラは、専用アプリを使えば遠隔操作することもでき、スマートスピーカー対応なので、呼びかけて映像を表示することができます。
首ふり機能がついたモデルもあります。
ieCame(イエカメ)の初期設定方法
スマホにアプリをインストールし、見守りカメラを電源に接続します。
アプリのガイドに沿って設定すれば完了です。
ieCame(イエカメ)の料金
3種類のラインナップがあり、楽天市場のラトックシステム直営の通販ショップでは、部屋の隅々まで映せる「超広角モデル」は8,980円(税込)、上下左右に首振り可能で360℃映せる「首振りモデル」は9,799円(税込)、防塵・防水仕様の「屋外対応モデル」は15,800円(税込)で購入できます。
「無料プラン」はクラウドへのデータ保管日数が1日間なので、有償プランとして、顔識別ができクラウドへのデータ保管日数が7日間の「スタンダードプラン」は$4.99/月、保管日数が15日間の「プレミアム15」は$5.99/月、保管日数が30日間の「プレミアム30」は$14.99/月で用意されています。
ieCame(イエカメ)のデメリット
呼びかけだけで会話機能ではないので、見守られる側の高齢者に困ったことがあるときに伝えられないということがあります。
寂しがり屋のお年寄りは、より孤独感を募らせるかもしれません。
パソコンには対応していないので、専用アプリでスマホからのみ操作することができ、録画したSDカードのデータもパソコンで再生することはできません。