高齢者の見守りサービスを考えた時に気になるのが、やっぱり費用面だと思います。
例えば高齢者の本格的な見守りと言えば一番に思いつくセコムですが、買取プランの場合、初期費用として211,640円(税込)、加えて月々のサービス料として3,300円(税込)がかかってきます。
他にも、料金の高い見守りサービスの相場をご紹介すると
- 見守りロボット:本体価格として7万円~(しかも、お試しプランなどもない)
- 見守り家電:対応モデルはエアコンが15万円~、冷蔵庫が25万円~
という風に、高い見守りサービスは上を見ればキリがありません。
そこで今回は単純に、月々の負担額が5000円以内に収まる、値段の安い高齢者向け見守りサービス(しかし、しっかり見守れるサービス)について3つランキング形式でご紹介します。
高齢者の見守り料金を抑えたい方の参考になれば幸いです。
◆本サイトの表記には、一部プロモーションを含みます
目次
第1位:電池型の見守りセンサー「みまもり電池」:月々1,078円(税込)
公式サイト:>https://mimamori.novars.jp/
みまもり電池は特殊な単三電池の見守りセンサーで、高齢者の安否確認を毎日安い料金で行いたい場合、みまもり電池以上に向いているものはありません。
- みまもり電池を、高齢者が普段使う機器に入れる
- 高齢者が、その機器を利用する
- センサーが働き、見守る側のスマホ等で確認できる
- 「機器を使っている=今日も元気に活動している」
と言う風な仕組みで、高齢者の安否確認を毎日行うことが出来ます。
使い方の例としては、
- テレビのリモコン:高齢者の方は毎日テレビを見られる方が多いので、定番
- 照明器具のリモコン:例えば夜中なのに電気がついている等、異常に気付ける
- エアコンのリモコン:ちゃんとエアコンを入れて熱中症対策をしているかどうか気付ける
こういった使い方をされる方が多いです。
みまもり電池が向いている高齢者、向いていない高齢者
みまもり電池は、「見守りたい高齢者が現在は元気だが、念のために毎日の生存確認をしたい」という方に向いています。
例えば「高齢者側が一人暮らしをして、今のところは特に不安もないけれど、定期的な安否確認はしたい。でも毎日電話を掛けたり、家の方に出向くわけにも…」と言う方に、特に選ばれているサービスです。
一方で「みまもり電池」はあくまでも高齢者が生活しているかをセンサーで把握するだけなので、高齢者の容態が急変した際に、例えばブザーを押して知らせる等の事はできません。
もちろん携帯電話などで高齢者の方から連絡してくれれば良いのですが、もしブザーのついているタイプが欲しい場合は、少し費用はかさみますが次に紹介しているものが向いているでしょう。
いずれにせよ、高齢者が普通に一人で生活できていて、
- 生活リズムの変化に異常が無いかを、ゆっくり見守りたい
- 万が一が起こる可能性は低いが、もしもの時のために値段を抑えて毎日の安否確認をしたい
と言う場合は、みまもり電池が一番に向いています。
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第2位:センサーに加え食事・服薬管理、通報までできる「アイシル」:月々2,178円(税込)
公式サイト:https://www.aitosys.com/aishiru_special/
※高齢者宅にネット環境が無い場合は、ルーターレンタルプランとなるため月々3,278円(税込)になります。
アイシルは、かなり本格的な高齢者向けの見守り端末です。
まず見守り機能として定番のセンサーを備えていますが、種類は1種類ではなく
- 人感センサー:一定時間、人の動きを感じないと通知が来る
- ドアセンサー:例えば一定時間、冷蔵庫が開閉されていないと通知が来る
- 照度センサー:深夜にもかかわらず電気がつきっぱなし等の異常を察知すると通知してくれる
- 温度センサー:予め設定した温度以上になると、高齢者宅でエアコンの温度をつけるよう促し、見守り側にも通知が来る
といった4つのセンサーを搭載しています。
またアイシル端末そのものにボタンもついているため
- ワンタッチの緊急通報ボタンで、予め設定した人にメールもしくはLINEで通知できる
- 「おはようボタン」を押してもらう事で、毎日の安否確認・生存確認ができる
- 「お薬ボタン」「ご飯ボタン」を押してもらう事で、食事のとり忘れや、薬の飲み忘れを防げる
- 声掛け機能で、何かあった際は直接伝えられる
といった機能も付いています。
要は
- 高齢者側から発信することによる、毎日の安否確認
- 高齢者側が何もしなくても、見守り側が異常に気付けるセンサー
この両方を兼ね備えているため、高齢者向けの見守りセンサーとしては満点と言っていい機能を備えています。
アイシルが向いている高齢者、向いていない高齢者
一人暮らしが出来るような高齢者であれば、全ての高齢者にオススメです。
アイシルがあれば毎日の安否確認は出来ますし、緊急時はボタンを押してくれればすぐに駆け付けられますし、万が一押せなかった場合でもセンサーで異常に気づけます。
おまけに熱中症対策まで出来ますから。
唯一のデメリットとして「緊急通報ボタンを押せないほど容態が急変した際は、異常に気付くのが遅れてしまう」と言うものがありますが、このデメリットはアイシルに関わらずセンサー型の見守りグッズではどうしようもありません。
このデメリットが覆せるのは24時間いつでも様子を確認できる見守りカメラだけで、例えば初期費用として20万円ほどかかるセキュリティ会社の見守りサービスでさえ、このデメリットは覆せていませんからね。
(見守りカメラについては、最後にご紹介します)
いずれにせよ「本当にボタンを押せないほどの緊急事態以外は、ほとんどすべての異常に対応できる」のがアイシルです。
高齢者が見守りカメラをプライバシーの問題で嫌がる、もしくは月々2000円前後で出来るだけ多機能な見守りサービスを利用したい場合は、アイシルを選んでとりあえず後悔はしないと思います。
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↓【記事の途中ですが、見守り方法に迷ったらこの記事がおすすめ】↓
第3位:wifi不要&お試し利用が出来る「みまもりCUBE」:月々4290円(税込)
公式サイト:https://ramrock-eyes.jp/
高齢者向け見守りカメラの基本については以下の記事でご紹介しておりますが、費用の目安としては月々3000~5000円程度が基本です。
高齢者向け見守りカメラのよくある質問(機能、費用、使い方など)
しかしこの目安は、あくまでも高齢者宅のインターネット代を除いたものです。
見守りカメラは、ほぼ100%高齢者宅にWifi環境が必要になりますから、仮に現在見守られる側の自宅にインターネット環境が無い場合、月々の費用はネット代込みで月々8000~10000円が相場になります。
おまけにお試しプランなどもなく、2年以内に解約した場合は1万円程度の違約金を取られる所がほとんどなので、仮に使ってみて合わなかった際のリスクがあります。
みまもりCUBEはネット不要なので、月々5000円程度を浮かせられる
そもそも「みまもりcube」は、実際に老人ホームでも導入されている高機能な高齢者向け見守りカメラで
- リアルタイムでの映像確認(複数人で可能/スマホ、タブレット、PCで確認可能/ガラケーはメール受信のみ可能)
- 見守り映像の録画(内蔵のSDカードに約7日間録画を保存)
- 会話機能
- 映像の出力、保存機能(お手持ちのパソコンへ、離れた場所からでも保存可能)
- 検知機能(転倒してしまった、ドアを開けて外に出かけた、等を検知)
- 夜間暗視モード(夜間の体調の変化や転倒、徘徊などの見守りに使える/赤外線なので明かりもなく、高齢者の睡眠の妨げにならない)
- プライバシー保護機能(見守り範囲で見守られたくない箇所にモザイクをかけられる)
といった、見守りカメラとして必要な機能を全て揃えています。
しかし、みまもりCUBEの最大の特徴は高齢者宅にネット環境が一切不要な点です。
みまもりCUBEはカメラの中に予めsimカードが内蔵されているため、届いたカメラをコンセントに挿すだけでネットを開通できます。
そのため他の見守りカメラと比べると、インターネット代5000円程度を抑えられるわけです。
30日間でキッパリ辞められるお試しキャンペーンがあるので、気軽に試しやすい
いくら月々の見守りサービスの価格が安くても、仮に自分に合わなくて解約する際、違約金を取られていたのでは意味がないですよね。
その点みまもりCUBEは
- 30日間3,190円(税込)で、気に入らなければスッパリ辞められるお試しプランがある
- 本契約も、1年プラン以外にも3か月ごとに契約を見直せる短期プランもある
という特徴があります。
そのため、
- これまで、高齢者の見守りをしたことが無い人
- 見守りカメラ自体を使ったことが無い人
でも気軽に始めやすいですし、みまもりCUBEをとりあえず使ってみてから、他の見守り方法や見守りカメラについて考えてみる方も多いです。
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みまもりCUBE:https://ramrock-eyes.jp/
みまもりCUBEが向いている高齢者・向いていない高齢者
見守りカメラは、個人が高齢者の見守りをする際、最も得られる情報が多い方法です。
24時間いつでもリアルタイムで様子を確認できるため安否確認はいつでもできますし、例えば転倒してしまった際や徘徊に出かけてしまった際なども、検知し見守り側に即座に通知してくれます。
センサー型のように”一定の時間、反応が無ければ通知”と言うわけでは無く、即座に通知してくれるので、容態が急変した際も命を助けやすいです。
また緊急通報ボタンなども万が一の際は高齢者は押せない可能性がありますが、見守りカメラであれば高齢者がその場で倒れた時点で通知が来ますから、万が一の際も対応できます。
(おまけに会話機能があるので、動けなくなった高齢者にその場で状況を尋ねる事も出来ます)
そのためプライバシーを気にしない高齢者であれば、見守りカメラが最も高齢者の見守りに向いている方法です。
逆にプライバシーを気にされる高齢者や、月々の見守りサービスの費用をもっと抑えたい方にとっては、より安価な見守りセンサー等の方が向いているかと思います。
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