こちらの記事では、高齢者向け見守りカメラの基本的なことについてご紹介します。
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目次
高齢者向けの見守りカメラって、そもそもなに?
「見守りカメラによる見守り」とは、室内にwebカメラのようなものを設置し、インターネットを介することで遠隔地からでも高齢者の様子を確認する見守り方法の事を言います。
見守りカメラには大きく分けて子供向け、ペット向け、そして高齢者向けがありますが、高齢者向けの見守りカメラは
- 転倒した際の検知機能が優れていたり
- 操作方法が高齢者にもわかりやすかったり
- 映像内にモザイクをかけられる等プライバシーの配慮がされていたり
- 徘徊感知機器として介護保険レンタルが可能だったり
しますので、高齢者を見守る際は、高齢者向けの見守りカメラがお勧めです。
(ちなみに、上の条件が全て当てはまる高齢者向け見守りカメラはこちら)
なお見守りカメラの映像は(後から確認できるように)常に録画されておりますので、カメラの電源自体は24時間入りっぱなしです。
見守りカメラは、いわゆる専用のカメラを買って、室内に置くしかないの?スマホのアプリじゃダメ?
スマホ2台で見守りカメラとして高齢者を見守る方法のデメリット
詳しくは上の記事で紹介しておりますが、スマホはそもそも見守り専用機器ではないため、やはり専用機器と比べるとデメリット面が大きいです。
場合によっては高齢者の”もしもの時”に間に合わない事もあるので、しっかり見守りたいときにはおすすめはしません。
高齢者を見守りカメラで見守るメリットは?
実際に見守りカメラで高齢者の見守りを実施したことがある方の声などは、以下の記事でご紹介しています。
高齢者の見守りに、見守りカメラを使う6つのメリット【実体験】
一番のメリットは、高齢者側で何も操作が必要ないことです。
例えば安否確認という意味では、毎日高齢者の方から連絡をしてもらうという方法もあります。
しかし本当に万が一の事が起こった場合、高齢者の方から連絡をする事は難しいです(これは自発的に押す”緊急連絡ボタン”も同じことが言えます)。
その点見守りカメラであればいつでも見守りが出来ますし、転倒した際なども検知機能が働いて、倒れてすぐに家族や介護者が駆けつけられます。
↓【記事の途中ですが、見守り方法に迷ったらこの記事がおすすめ】↓
高齢者向けの見守りカメラには、どんな機能がついていることが多い?どんな使い方が出来る?
これまで紹介したものも含め、高齢者の見守りカメラには、以下のような機能がついていることが多いです。
- 24時間リアルタイムでの映像確認
- 過去の映像の確認(映像は常に自動で録画され、見守り側が過去にさかのぼって後から映像を確認できます。動きがあった所まで動画をスキップする)
- 検知機能:高齢者が転倒した際にセンサーで検知し、何かしらの方法で見守り側に通知してくれる
- 呼びかけ機能
- 会話機能
- 夜間暗視モード:赤外線によって夜間の高齢者の様子を見守りできます。赤外線のためライトがついたりすることもなく、見守りをしていても高齢者の睡眠の妨げになりません。
- 複数人による見守り:一つのカメラの映像を複数人で確認できます。複数の家族で見守りたい場合や、外部の介護者にも連絡がいくようにしたい場合に有効です。
使い方に関しては、
- 気になったときに、いつでも見守りカメラを通して映像を確認する
- 検知機能が働いて向こうから連絡が来た際に、映像を確認する
- 映像を確認して何か気になる点があれば、声かけもしくは会話する
- 駆けつける必要があれば、駆けつける
こういった使い方が基本となります。
なお、高齢者向けの見守りカメラでは、角度を変えられるタイプはあまりありません。
ペット向けであれば自動追尾してくれるものもあるのですが、どうしても「監視カメラ」のような印象を受けてしまうため、角度を変えられるタイプは少ないのかもしれません。
その代り、予め撮影できる範囲は広くなっています。
見守りカメラの音声機能に注意
見守りカメラの中には、声掛け機能だけ搭載しているものと、会話機能があるものがあります。
呼びかけ機能は一方的に見守り側の声が届くだけで、見守られる側の声は届きません。
そのため高齢者が転倒しその場で動けなくなった際、動けない状態で高齢者側が何かを訴えていても、こちらは何を言っているかわからないという怖さがあります。
一方で会話機能は双方でやり取りができるので、もしもの時でも相手の声を聞くことができ、だれかが駆けつける前にその場で具体的なアドバイスや対処法などを伝えることも出来ます。
どちらか選べるのであれば、会話機能がついているものがおすすめです。
見守りカメラで見守るために必要なもの・準備は?
見守りカメラにもよりますが、基本的に見守られる側は自宅にインターネット回線が”ほとんどの場合”必要になります。
(Wifi環境が必要ない見守りカメラについては、以下の記事でご紹介しています)
高齢者宅にWiFiがなくても見守りカメラを使う方法は?(他よくある質問)
それ以外に見守りカメラで見守るために必要なものは、特にありません。
スマホが必要なものもありますが、必要でないものも十分多いので、特に用意する必要はありません。
見守る側が見守りカメラを使うのに必要なものは?タブレット等でも見守れる?
見守る側に関しては、自宅にインターネット環境が必須になります。
ただしこれはWifiでもワイヤレスでも構いませんし、条件付きではありますが携帯のネット回線、格安simのテザリングなどでも構いません(条件についてはこちらの記事で紹介)。
それ以外に見守り端末として、スマートフォン、タブレット、パソコンのいずれかが必要になります。
最近はアプリで見守るタイプが多いですが、パソコンに対応しているものもあるので、上記のいずれかを持っていれば問題ありません(アンドロイド/Androidでもios/iPhoneでも見守りは可能です。)。
なお一部の見守りカメラでは、ガラケーでも映像のスクリーンショット画像は受信できるものもあります(例えばこちらの見守りカメラ)。
見守りカメラの設置方法
まず、見守りカメラには置き型と設置型があります。
置き型はそのまま室内の水平な場所に置くだけでよく、設置型は壁や天井などにつけて使います(置き型のものでも、天井につけるための機器が付属しているものもあります)。
なお、基本的に見守りカメラを設置する際に工事などは必要ありません。
コンセントに直接挿したり、USBにつないだりするだけで利用可能です。
なお見守りカメラの取り付け方については、それぞれのマニュアル(取扱説明書)にしっかり書かれているはずなので、気にしなくていいかと思います。
見守りカメラは、家の何処に設置する?
徘徊癖のある高齢者の見守りの場合は、玄関付近に設置される方が多いです。
徘徊がない場合は、滞在する時間が長い部屋に設置される方が多いですね。
それ以外にも浴室やトイレが不安な場合は、外から見た入り口が映るように見守りカメラを設置される方もいます。
検知機能を予め設定することでドアを開けた際にも通知が来るようになるので、例えば1度目のトイレ・お風呂にはいった通知が来てから、時間が空いているのに2度目の通知が来ない際などは、中で何か起こっているのではないかと察することが出来ます。
なお部屋内の見守りカメラの設置場所に関しては、どちらかというと天井や天井角の方が部屋全体は見渡しやすいです。
見守りカメラの値段や、月額契約金ってどれくらい?(買取型と月課金の違いは?)
見守りカメラにかかる費用は、見守りカメラの機能・性能や、製造国にもよります。
例えば中華メーカーでリアルタイムで見る機能しかない見守りカメラであれば、3,000円程度から売っています。
(安価な見守りカメラのデメリットについては、以下の記事で紹介しています)
価格・月額費用の安い、日本製の高齢者向け見守りカメラ2選【中国製との違いも】
一方でロボット型の見守りカメラになると、最低でも7万円以上が相場になります。
月額課金制の見守りカメラの平均費用とメリット
まず高齢者向けの見守りカメラの場合は、過去の録画映像をクラウドサーバーに一時的に保存して後から見られるようにしているため、そういった使用料の意味で月額費用が掛かるようになっています。
むしろ月額課金ではない買取型の見守りカメラは、録画機能がない(リアルタイムでしか確認できない)場合が多いです。
ただし見守りカメラに録画機能が無いと
- 高齢者が徘徊した際の服装を確認できなかったり
- 夜中の映像を見直して、実は夜中だけ咳をしていた、呼吸が止まっていたといった異変に気づけなかったり
- 食事を食べたか、薬を飲んだかなどの確認もできない
と言う風に、見守り機能を十分に果たせません。
また買取型の見守りカメラはお試しプラン等もないため、万が一購入したカメラが合わなかったときのリスクも大きいです。
そういう意味でも、高齢者向けの見守りカメラは月額費用のかかるタイプがおすすめです。
高齢者向け見守りカメラの価格・月額費用の相場は?
肝心の値段ですが、月額制の場合は月々3,000円~5,000円程度が相場です。
仮に180日間ほど録画したデータをクラウド上に保存したい場合は、クラウド使用料として月々8,500円ほど料金として必要になるところもあります。
ただし基本的に自動録画した映像は、いつでもクラウドサーバーから自分のPCやスマホにダウンロードできる仕組みとなっていますので、録画機能自体は7日間もあれば問題ないかと思います。
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みまもりCUBEは老人ホームで実際に導入されているほど高機能ですし、とりあえずこの見守りカメラを使えば、見守りカメラが合うのかどうか、どんな機能が必要になるのかも分かると思います。
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