高齢者向けの見守り機能で、あると便利なものが「複数人で見守りカメラの映像を共有できる機能」です。
例えば
- 一人暮らしの高齢者を、離れて暮らす複数の家族がそれぞれ見守る場合
- 見守れる時間帯や曜日が、家族で違う場合
- 家族以外にも、お世話になっている介護者の方にも通知が行くようにしたい場合
などは、スマホなどで映像を共有できる見守りカメラの機能は必須と言えます。
しかし一方で、実は高齢者向けの見守りカメラの中には、一つの端末でしか映像を見られないものも結構多いです。
そういった見守りカメラですと、見守るためのスマホを家族で共有する必要がありますが…ちょっと不便ですよね。
そこでこの記事では、複数人で映像を共有できる高齢者向け見守りカメラについて、3つご紹介します。
◆本サイトの表記には、一部プロモーションを含みます
目次
複数のスマホやタブレット、パソコンで映像を共有できる高齢者向け見守りカメラ3選
(最新の情報は、公式サイトをご確認ください)
1.みまもりCUBE:見守り側の人数制限はなし
公式サイト:https://ramrock-eyes.jp/
みまもりCUBEは老人ホームなどでも導入されている高機能な高齢者向け見守りカメラですが、見守る側のスマホの台数に限りはなく、同時に複数人で映像を確認できます。
(ちなみに、スマホ以外にもタブレット、パソコン、ガラケーで見守る事も出来ます)
そして高機能な見守りカメラだけあって
- リアルタイムでの映像確認(複数人で可能/スマホ、タブレット、PCで確認可能/ガラケーはメール受信のみ可能)
- 見守り映像の録画(内蔵のSDカードに約7日間録画を保存)
- 会話機能
- 映像の出力、保存機能(お手持ちのパソコンへ、離れた場所からでも保存可能)
- 検知機能(転倒してしまった、ドアを開けて外に出かけた、等を検知)
- 夜間暗視モード(夜間の体調の変化や転倒、徘徊などの見守りに使える/赤外線なので明かりもなく、高齢者の睡眠の妨げにならない)
- プライバシー保護機能(見守り範囲で見守られたくない箇所にモザイクをかけられる)
といった機能を備えているため、複数人で見られることは関係なく、一番におすすめしたい見守りカメラでもあります。
何といっても、高齢者宅にwifi環境が必要ない
この後も複数人で見守りが出来るカメラをご紹介するのですが、みまもりCUBEの唯一の特徴として、「高齢者宅にネット環境が無くても、スマホやパソコンなど持っていなくても、見守りが出来る」というものがあります。
仕組み自体は簡単で、初めからsimカードが内蔵されているので、コンセントに挿すだけでインターネットにつながるというシンプルなものです。
しかし、こういった初めからsimカードが内蔵されているお年寄り向け見守りカメラは「みまもりCUBE」だけです。
高齢者側では特に難しい初期設定も必要ない
また離れて暮らす独居高齢者の場合、見守りカメラのセッティングなどもややこしくて難しい事が多いです。
インターネットと同期して、初期設定をして…結局こういった作業が高齢者お一人ではできず、見守る側が遠方の親の家まで出向き、初期設定や使い方の説明をしてあげなければならない手間がありますよね。
その点みまもりcubeは見守られる側の初期設定は特に必要なく、届いた見守りカメラをコンセントに挿すだけで見守りを開始できます。
設定は全て見守る側が行うので、仮に見守られる側が遠くに住んでいたとしても、カメラを届けてしまえば高齢者でも一人で見守りを開始できます。
現在は30日間で気に入らなければキッパリ辞められるキャンペーンを3,190円(税込)でやっているので、これまで見守りカメラを使ったことがない方には、特にいい機会だと思います。
↓
公式サイト:https://ramrock-eyes.jp/
2.IeCame(イエカメ):見守り側の人数制限はなし
- https://prtimes.jp/main/html/rd/p/
000000140.000023921.html
wifi対応のAIで、独居高齢者などを見守れるカメラです。
AIがカメラに写り込んだ動体をクラウド上で人の形に見分けることができます。
「人」と判断されたときのみ通知が送られてくるので、ペットや物を検知して通知が送られることがなくなります。
夜間も赤外線暗視モードにより、日中同様の検知機能を維持します。
通話は行えませんが、カメラ越しに声掛けは行えます。
スマホやタブレットへの登録台数に制限はなく、見守りカメラをスマホで複数の家族が確認できます。
IeCame(イエカメ)を使い始めるまでの流れ
スマートフォンにアプリをダウンロードし、カメラを電源に接続してからアプリ上で設定操作を行います。
複数人で1つのカメラ画像を見る場合は、アカウントとパスワードを共有する、もしくは最初の1台目のスマートフォン初期設定時に2台目以降を招待すれば同じカメラ画像を確認できます。
IeCame(イエカメ)の価格
まず本体代として9,000円程度(モデルによって差がある)を支払ったうえで、月額課金としてAIによる顔識別、クラウドへ録画映像の保存、連続視聴などの機能が利用できる有償プランか、そういった機能のない無償プランに加入することになります。
ただ無償プランですと過去に録画した映像を動画としてみることが出来ないため、基本的には有料プランの方に入る必要があります。
月額契約金についてはドル表記のため時期によりますが、1ドル=100円だと仮定すると、約500円~1,500円程度が月会費となります。
IeCame(イエカメ)のデメリット
実はイエカメは、声掛け機能はあっても会話機能はありません。
そのため、例えば高齢者が転倒してしまいその場を動けなくなり携帯も触れない状況になったとき、カメラの向こうの高齢者に状況を声で教えてもらうことが出来ず、到着するまでに適切なアドバイスが出来ない怖さがあります。
3.ユピ坊:5台までスマホ・タブレットで共有可能※条件アリ
- https://dressup-navi.net/parts/171352/
見守られている意識を持たれないよう配慮された、かわいいフォルムの見守りカメラです。
音がするとその方向に顔を向けたり、大きな目がまばたきしたりと表情があります。
特定の言葉に反応してユピ坊が言葉を発する「おしゃべり機能」も人気のある特徴です。
登録すれば名前も呼んでくれるなど、お年寄りであれば孤独感が和らぐ機能もあります。
見守りカメラ以外に、テレビ電話やセンサー範囲内で一定時間動きを検知しない場合に通知が送られる機能もあります。
防犯モードの設定も行え、留守中に動きを検知すると通知が届く設定に切り替えることもできます。
5台までスマホやタブレットに接続できます。
カメラ画像の角度は左右340°・上下40°と、広く動かせます。
ユピ坊の価格・料金
価格は69,700円(税込)です。
完全買取型で、月額契約やレンタルプランなどはありません。
ユピ坊のデメリット
- スマホ・タブレットの登録は5台まで可能ですが、1台のスマホがユピ坊と通信している間は、他の機器は通信することができません(今回ご紹介した他の2つは同時に複数人で見守り可能)。
- 夜間はLEDライトを点滅させて様子を確認できますが、「光を直視しないように」と注意書きがあるほど眩しい光なので、基本的に夜間の見守りには向きません。
- 完全買取型で値段もそこそこ高いので、万が一合わなかった際のリスクが大きいです。