【Wifi不要の見守りカメラ↓】

一人暮らしの高齢者を見守る際は、見守りカメラが一番しっかり相手を見守れることは間違いありません。

しかし一方で、やはりカメラという事で「監視されている感」があり、抵抗があるお年寄りも中にはいらっしゃいます。

今回はそんな見守りカメラに抵抗がある親や祖父母に、見守りカメラを設置してもらう際、どう説得すればいいのかについてアイデアをご紹介します。

また実際に高齢者を説得したことのある方にも経験談をいただけたので、そちらも最後にご紹介します。

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※ちなみに:プライバシーに配慮された見守りカメラ・グッズもある

ちなみに「みまもりCUBE」という高齢者専用の見守りカメラがあるのですが、こちらは予め映像にモザイクを掛けられるようになっており、高齢者側で映してほしくない部分は隠せるようになっています。

この機能があれば、見守られる側も、より見守りカメラに納得してくれやすくなるのではないでしょうか。

みまもりCUBE:https://ramrock-eyes.jp/

またどうしても見守りカメラを認めてもらえない場合でも、例えば

  • テレビのリモコンなどに特別な電池をいれることで利用状況を把握し、生活を見守れる「みまもり電池」
  • 「起きました」「ご飯を食べました」「薬を飲みました」「外出します」など各種ボタンを押してもらう事で、普段通り生活を送っていることを伝えてもらえる「アイシル」

などの見守りグッズは、いずれもカメラ機能はないためプライバシーに配慮した高齢者の見守りが可能です。

みまもり電池:https://mimamori.novars.jp/

アイシル:https://www.aitosys.com/aishiru_special/

高齢者の説得が難しい場合は、こういった見守りサービス・グッズを利用するのも良いかもしれません。

高齢者に見守りカメラの設置を納得してもらう方法

それでは本題に入りますね。

見守りカメラに抵抗がある高齢者も、伝え方次第では納得してくれるケースがいくつかあります。

1.高齢者の健康面ではなく、「防犯目的」でつけると話す

高齢者の中には、健康面で見守りをしたいというと「私はまだ、そんな年じゃない!」と怒ってしまう方も意外と多いです。

そのような場合は見守りカメラの設置理由として「高齢者自身を見守る」ではなく「防犯対策」や「連絡手段」という切り口で見守りカメラを勧めると、すんなり納得していただけるケースもあります。

2.子供ではなく、孫や友人に見守りカメラを勧めてもらう

高齢者の中には、なぜか自分の子どもたちにだけは素直になれない方もいらっしゃいます。

その際は、見守りカメラの説明をお子様ではなく、お孫様や見守る側の友人などにしてもらうという方法も効果があります。

3.同じ境遇の方(独居高齢者)が、見守りカメラを使用している体験談を話してみる

例えば親御様の担当のケアマネージャーさんを通じて、他の独居高齢者の方が見守りカメラを使用している体験談を聞いてみるのも良い方法です。

もし知り合いに使用している方が居れば、その方の見守りカメラを導入してみて良かった点などを聞き、その意見を自身の親御様に話してみてください。

同じ境遇の方が使用している話を聞くことで、「他の人も使っているなら別に恥ずかしい事ではないし、私も一度使ってみてもいいかな?」と思ってくださる事もあります。

4.どのように自分が映像に写っているか、実際に見てもらう

「カメラで見られている」と聞くと、なんだか常にじっと監視されているようなイメージを持たれても仕方がないのかもしれません。

そんな時は見守り対象者の方に、見守る側のスマホにどのように写っているのか、実際のお部屋や玄関先などの映像を一度見てもらってください。

そうすることで「監視されている」という感覚から、「見守ってくれている」と言う風に気持ちがシフトすることもあります。

実際に、高齢者に見守りカメラの使用を納得してもらった方の体験談

それでは最後に、実際にお年寄りに見守りカメラの設置を納得してもらったことがある方の体験談をご紹介します。

見守りカメラ設置の説得ですが、本人の発言に賛同する形でした。どういうことかというと、本人が泥棒が入ってモノを取って行ったという発言をするようになったため、人の出入りがないかを調べるためにカメラを設置しようと思う旨を本人に正直に伝えました。玄関入り口が見える位置と、建物が二階建てだったので、二階に上がる階段の上に設置し、人が上がってくるところが見えるような配置に設置しました。
本人は最初嫌がっていたのですが、認知症の症状もだいぶ重くなってきていたので、最後のほうは玄関のドアホンのカメラが壊れたから別のカメラを置くことにした…などと言って設置しました。
カメラはリモートでインターネットに接続されており、スマホでいつでも確認できるものを使用しました。また、カメラ前で何か動きがあると自動で録画してくれるタイプのものだったので、見守りには重宝しました。やはり説得するには、本人を監視するのではなく、外からの侵入者を監視するためのものだという事を強調した方がいいと思います。
認知症もあり、カメラをつけることを正直理解できていたかはわかりません。しかし、常に監視されているのかと考えると警戒心や自由な行動までも制限されるような気がしていたので、『おじいちゃんが転んだりしてもすぐに助けてあげられるようにカメラをつけさせてね。』と説明はしました。それで了承を得ていたので案外スムーズだったと思います。
カメラを設置するにはそれ相応の理由があると思いますので、これから設置する方は、『あなたのためにつけさせて下さい』という思いは必ず伝えた方が良いと思います。また頑なに拒否する方もいると思いますが、カメラではなくコミュニケーションをするためのツールという風に前向きに捉えた説明をすることも有効的と思います。
見守りカメラを設置するにあたり、想定通り母の猛反対にあいました。
急病になったら、車や電車で行っても2時間くらいかかるから心配‥と言っても、「そう言う時は救急車を呼ぶから大丈夫」。料理の後に火の消し忘れがあって火事になったら大変だから心配‥と言っても、「私は消し忘れない。火事になったら消防車を呼ぶから大丈夫」。家の中で転んだりした時に動けなくなってそのまま何日も経ったりしたら大変なことになるから心配‥と言っても、「転ぶかもしれないけど携帯電話を持ち歩くから大丈夫」等々話が平行線でした…私なりに少し作戦を練ってみました。
夫婦で旅行に行っている間に、「同居する20歳の娘が高熱を出し大変だった」という話を娘から母にしてもらいました。孫に「私だってそうなったんだよ。おばあちゃんだったらもっと大変になるかもじゃない?」と伝えてもらったら、3日後に見守りカメラを設置する事を了承してもらえました。
祖父はカメラ設置に反対はしませんでした(理解できていなかった模様)。祖母が抵抗を示したため、その際「これ(カメラ)に向かって話しかけてくれれば、買い物とかも頼めるよ。」「おじいさんがいなくなったときに慌てなくて済むし」「あと、調子が良くないときにカメラに合図でも送ってくれればそっちに行くよ」などの言葉で、その場は納得してくれました。
アドバイスとしては、”監視カメラ”のような印象を出さないようにすることと、見守られる側にもメリットがあることを説明すれば納得してもらえやすいと思います。そして説明する人物も重要だと思います。私の場合は「実際に高齢者福祉分野で仕事をしていた」ことと「孫の一人」ということで、信用してくれたんだと思います。(逆に信用が薄い人から見守りカメラを提案されたのなら、余計に警戒すると思います。)
カメラを利用する際には必ずこちらから連絡を入れる事を約束しました。3度、電話をして応答がなく、折り返しもない場合はカメラを入れるように説明をして、基本カメラは利用しないようにすると伝えました。また時期的にコロナも重なってしまったこともあり、いつ自宅療養する事になるかも知れませんので、その事もあわせて伝えると比較的スムーズに話が進み、納得してもらえました。
アドバイスとしては、カメラで観られる側としてはプライバシー面が一番気にかかる事だと思いますので、あくまでも「監視カメラ」ではなく「見守り」だという事を伝え、むやみやたらとプライバシーをカメラで観ることはしないという事をしっかり説明する事が大切だと思います。
祖母は重度の認知症のため言っても忘れてしまうのですが、カメラがあると気にすると思うので「これはおばあちゃんが転んだり、助けて欲しいときに呼んでくれたら誰かがすぐに駆けつけるものだから、動かさないで置いておいてね。」と話しました。
あまり分かっていなさそうでしたが、以前の祖母だったらこんなものいらないと気分を害していました。そのときは、なにを言っても難しかったので一応話はしましたが、あとは本人の目と手の届かないところにカメラを置いていました。高いところに取り付けたため、気にならなかったようです。見守りが必要な高齢者にもプライバシーはありますが、安全第一に考えると、隠れてカメラを設置するのも良いのかなと思いました。
父に最初に見守りカメラの話をした際は、「そんなものいらない!自分はまだ働いているし自分のことは自分でできる。子供に監視されて生活したくない。」と頑なに話を受け入れてくれませんでした。頑固な父は、自分が年寄り扱いをされたのがずいぶん嫌だったようで、かなり怒っていたので、1ヶ月ほどはそっとしておきました。
その後、父の弟と私の旦那で父の家に遊びにいった際に、もう一度見守りカメラの話をしました。毎日、父の行動を監視しようとしている訳ではないし、監視するほど暇でもない。ただただ、父が1人の時に倒れてしまった場合などが心配なことを伝えました。最初は怒っていた父も、弟と旦那がいることで冷静になったのか受け入れてくれました。
私たち夫婦が近くにいない事で、最悪の事態になったら後悔しかないととにかく説得しました。はじめは2人とも案の定、常に監視されているようで嫌だとカメラの設置を渋っていました。何かあれば絶対連絡するし、ケアマネさんもいるから大丈夫だとも言っていましたが、その何かがあってからでは遅すぎるという事を時間をかけて話しました。
家族とはいえやはりカメラを付けられるという事は、プライベートを曝け出すという事なので嫌がる気持ちも痛いほど分かりました。なので、ご両親が頑なに嫌がっても絶対に怒ったり私たちが困るんだというような言い方をしない事をお勧めします。ご両親の気持ちに寄り添いながら、心配だからどう?という話し合いがお互い喧嘩になる事もなくスムーズに話が進んだように感じます。

この当時はまだ母親は寝たきりではなかったのですが、一人で料理をするのが危なかったので、火をつけっぱなしにして危ない思いをしたことを説明して、母親だけでなく父親や姉、そして、私も皆、忘れたりミスをするから念のためにカメラを設置するんだと説明しました。
また、この頃は年中、ゴキブリやムカデ、大きな地蜘蛛などが何処からか出現していましたので、出所が何処なのか調べる意味もあるとも説明しました。それと猫を3匹飼っていたので、猫を監視すると共に見守ることも兼ねているとも説明しました。
とにかく大事なことは、本人を傷つけない事です。それは、対象者が原因で見守りカメラを設置するんじゃなくて、皆の安全の為で有ることを理解してもらうことです。それと他の家族も設置していて、変な意味で特別でなく、普通のことだと思ってもらうことです。

以上です!

ぜひ、見守りカメラを利用してみてください。

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