こちらの記事では
- 高齢者の見守りにロボットがあると聞いたけれど、見守りロボットの基本的な事がよくわからない方
- どれを選べばいいのかよくわからないので、参考に人気やおすすめの見守りロボットを聞いてみたい方
に向けて、
- 見守りロボットの基本的な機能・システム
- 見守りロボットを使うために必要な準備や条件
- 見守りロボットの価格の目安や平均
- あえて見守りロボットで高齢者を見守るメリット
- 見守りロボットのデメリット
- 一人暮らしのお年寄りにおすすめの、見守りロボットランキング3
についてご紹介します。
(高齢者向けの見守り人形、見守りぬいぐるみを探している方は以下の記事をお読みください。
高齢者むけ見守りぬいぐるみの特徴、価格、メリット、おすすめ商品
少し長い記事になるので、目次から気になる部分だけ読んでいただいても構いません。
それでは、よろしくお願いいたします。
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目次
高齢者向け見守りカメラの、基本的な見守り機能・システム
見守りロボットの基本的な機能は、見守りカメラとほとんど同じです。
見守りロボットに搭載されたカメラやマイク、センサー機能などを通して、遠方に住んでいる見守る側のスマートフォンに、様々な情報を伝えてくれます。
代表的な機能をいくつか紹介すると、
- 会話機能
- リマインダー機能(薬の時間などを知らせてくれる)
- 天気予報機能
- 見守りカメラ機能
- 人感センサー機能
- ロボットとのAI会話機能
などがあります。
※ちなみに現時点では、家庭用の見守りロボットに体温を測る機能(検温機能)や、赤外線による夜間の暗視機能のある機器はありません。
もし夜間の見守りをしたい場合は、暗視機能のある見守りカメラをお勧めします。
高齢者向け夜間の赤外線・暗視機能のある見守りカメラ4選【おすすめ】
他にも様々な見守り方がある中で、あえて見守りロボットを選ぶメリットは?
高齢者の見守りサービスには、本当に多岐にわたった方法があります。
その中で、実は見守りロボットは機能面と価格を考えると、他の見守り方法ほどコストパフォーマンスは高くありません。
そんな中でも、あえて「見守りロボット」を使う最大のメリットは、その見た目です。
独居高齢者の孤独死が話題になる事も多いですが、一人暮らしの高齢者は文字通り孤独を感じている方が多いです。
そんな中、見守りロボットは可愛らしい見た目をしておりますし、見守りロボットによってはロボットそのものとAIを使って会話し、コミュニケーションが取れるものもあります。
またその際にデジタルな表情が変化したりするものですから、毎日見守りロボットに話しかけることで、孤独感が和らぐ高齢者は大変多いです。
こうしたエンターテインメント面が、見守り支援ロボットが高齢者に人気の理由です。
見守りロボットを使うために必要な環境は?(インターネットなど)
見守りロボットを利用するには、高齢者宅にネット環境が必要だと思っていませんか?
勿論そうしたモデルもあるのですが、モデルによっては予めsimカードが内蔵されており、高齢者宅にwifi環境が必要ないモデルもあります(後で紹介します)。
そのため見守りロボットを使うための条件としては、
- 見守られる側(高齢者側):特に無し
- 見守る側:ネットに接続できるスマートフォン
これらが最低限、準備しておきたいものになります。
↓【記事の途中ですが、見守り方法に迷ったらこの記事がおすすめ】↓
高齢者向け見守りカメラの平均的な価格・月額費用の相場やイメージは?
見守りロボットの価格は、本体を購入する場合と、月々費用が発生するレンタルによって違いがあります。
本体購入の場合は、5万円~8万円程度と高額になります。
レンタルの場合は月額2千円~6千円程度で、商品によっては本体購入+アプリ使用量が毎月発生する場合もあります。
いずれにせよ見守りサービスの中では安くはないので、高齢者の見守りにおいて、見た目より機能面を重要視される方は、以下の記事なども読んでみてください。
料金が安い高齢者見守りサービスランキング3【月1000円~】
一人暮らしの高齢者向け見守りロボット、おすすめランキングTOP3
それではこれから、おすすめの見守りロボットについて3つご紹介します。
(最新情報は公式サイトをご確認ください)
第3位:株式会社MJI Tapia Pocket(タピアポケット)
タピアポケットがお勧めの理由は、毎日健康チェックを行える機能が搭載されていることです。
高齢者の体調管理で大切なことは「毎日こまめに確認」することで、それをタピアが担ってくれる良さがあります。
指定の時間になるとタピアから体調の質問をされ、高齢者が画面をタッチすると家族にもその情報が通知されます。
日々のちょっとした変化をキャッチし、問題があればビデオ通話で連絡を取ることができます。
カメラを通しての見守りが常時行え、家庭内の様子は360度確認することができます。
見守られている高齢者がタピアと交流した履歴をリアルタイムで家族は専用アプリから確認ができます。
目覚ましや予定を登録すると、タピアが効果音や音声でお知らせしてくれ、予定の登録は離れた家族も遠隔で行えます。
タピアはおしゃべり機能が備わっており、簡単なコミュニケーションがとれるロボットに見守り機能がついた商品とも言えます。
見守る家族はスマートフォンからアプリを介して確認することができます。
タピアポケットの価格・月額費用
費用は2種類のプランがあり、12ヵ月のベーシックプランで月々6,028円(税込)、とくとくプランは1年間まとめてのお支払いで66,000円(税込)となります。
ベーシックプランは12ヵ月で72,336円となるので、とくとくプランの方が6,000円程度お得になります。
短期間プランもあるので、お試し使用からスタートすることもできます。
タピアポケットを他の見守りロボットと比較した際のデメリット面
タピアは介護ロボットとして見守りセンサー機能がなく、お年寄り側からの働きかけに反応することが基本となります。
BOCCOemoなどの他の見守りロボットと比較すると、見守り機能には物足りなさを感じます。
第2位:Yupiteru ユピ坊
ユピ坊がおすすめのポイントは、動作検知機能が搭載されており、一定時間動きを検知しなかった場合に家族へ通知が送られてきます。
防犯モードに切り替えると、動作を留守中に検知した場合も通知が届くような設定も行えます。
一人暮らしであれば、外出中に防犯モードで家族が見守りしてくれると、空き巣などの不安が解消されます。
その他の機能として、見守りロボットを通じてテレビ電話で会話することができます。
普段の会話も映像を通して気軽に行うことで、体調の異変や生活の変化に気付けるかもしれません。
LEDライト点滅で、暗い部屋でも明るく照らすことができるので、夜間の見守りロボットとしても活用できます。
特定のワードで会話することも可能なので、見守りロボットとして会話を楽しむこともできます。
老人が見守りロボットに親しみを持つように、表情がデジタル画像を通して豊かに伝わるような工夫もされています。
通知はスマートフォンやタブレットに対応しています。
設置にはWi-Fi環境が必要となります。
ユピ坊の値段・月額費用
費用は本体価格が69,700円で、月額費用はかかりません。
ユピ坊本体・アプリのアップデートも無料で更新されます。
スマートフォンやタブレットに最大5名まで登録できます。
ユピ坊を他の見守りロボットと比較した際のデメリット面
見守りロボットとしてカメラを備えていますが、その他の機能は高齢者の健康を観察する意味ではタピアに比べると物足りないかもしれません。
離れた親への心配は生活リズムや服薬管理、部屋の環境などが主になるため、使用目的を良く考えて導入する必要があります。
第1位:ユカイ工学 「BOCCO emo」
BOCCO emoがおすすめの理由は、かわいいフォルムです。
見守りロボットはデジタル画面で表情を作り出したり、シンプルに機能のみ表示していたりする商品が多いのですが、emoはどこにおいてもマッチするインテリアとしても部屋に溶け込める形をしています。
受け取り側の気分によって、何となく表情が変わるようなデザインで、作り手の優しさを感じます。
そのため、離れた親に見守りロボットをプレゼントする際に、BOCCO emoを選ばれる方もいます。
備えている機能も見守り支援ロボットとして充実しています。
見守る側はアプリを使ってメッセージを入力すると、見守られる側のemoが声に変換して話してくれます。
メッセージへの返信はemoに向かって見守られる側が話しかければ、見守る側へテキストに変換してアプリに示されます。
その他、お役立ち機能として「リマインダー通知」でゴミ出しや予定のお知らせしてくれるので、一人暮らしの老人に適したロボットです。
天気予報や災害情報のお知らせも聞くことができます。
部屋の環境測定(温度・湿度・CO2など)を行う機能もあり、熱中症などの危険があればemoが自ら話しかけて知らせてくれます。
介護ロボットとして見守りセンサーが備わっているのは、家族にとって安心できる要素となります。
LTE回線で通信するので、ネット環境は不要です。
BOCCO emoの価格・月額費用
費用は本体価格49,500円(税込)と月額990円(税込:サービス利用料、モバイル通信量)です。
本体を購入せずレンタルすることもでき、その場合は月額1,980円(税込:本体レンタル料、サービス利用料、モバイル通信量)となります。
レンタルの場合は最低利用期間が1年間となり、途中解約する場合は解約金8,800円(税込)が発生します。
アプリの利用は複数人で利用でき、追加費用はかかりません。
BOCCO emoを他の見守りロボットと比較した際のデメリット面
他の見守りロボットと比べて、直接会話をすることができないデメリットがあります。
見守る側はアプリのテキストに限られた発信なので、使いにくさを感じるかもしれません。
それでも、見守りロボットとして人気のある商品です。
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