一人暮らしの高齢者の見守りをこれから始めようと思われている方の中には、ただ単にお相手と話せるという理由で、見守りカメラではなくテレビ電話による見守りを検討されている方もいらっしゃるかもしれません。
確かにテレビ電話による見守りは
- 手持ちのスマホやタブレット、パソコン
- 無料アプリのLINE(ライン)やSkype(スカイプ)、zoom(ズーム)
を使えば始められるという手軽さはありますよね。
あえてお金を出して見守り専用の見守りカメラを購入するより、ずっと楽に始められそうです。
しかしテレビ電話による見守りは、高齢者の安否確認や”もしもの時に命を助ける”という意味では、ほとんど意味がないという事をご存じでしょうか?
こちらの記事では、当サイトに寄せられた「実際にテレビ電話で、高齢者の見守りをしたことがある方の体験談」も紹介しつつ、テレビ電話でお年寄りの見守りをする危険性についてご紹介します。
※見守りカメラの基本については、以下の記事をお読みください。
高齢者向け見守りカメラのよくある質問(機能、費用、使い方など)
※最近では高齢者宅にWifi環境が必要ない見守りカメラもあります。
wifiなし・ネット環境不要の高齢者向け見守りカメラ2つ【これだけ】
高齢者宅にWiFiがなくても見守りカメラを使う方法は?(他よくある質問)
◆本サイトの表記には、一部プロモーションを含みます
目次
テレビ電話による高齢者の見守りが、見守りカメラと比べて危険な理由
今回は、特に大きな2つの理由をご紹介します。
1.映像を確認するには、高齢者側からのアクションが必要
テレビ電話と見守りカメラの最も大きな違いが、見守る側が映像を確認する際に、高齢者側で対応が必要かどうかです。
見守りカメラは見守り側がいつでも好きな時に映像を確認できますが、テレビ電話では高齢者側でも受信許可をしなければ映像は確認できません。
確かにテレビ電話の方がプライバシーの配慮もされていますし、仕組みとしては理解しやすいでしょう。
しかし高齢者の見守りという事を考えると、話はまた違ってきます。
テレビ電話では、高齢者が電話に出られなかった理由がわからない
例えば高齢者が転倒して電話のある場所まで動けなくなってしまったり、容態が急変して意識を失ってしまった場合はどうでしょうか?
このような場合は当然ですがテレビ電話をかけても対応は出来ませんし、見守る側も向こうで何が起こっているのかは分かりません。
つまり
- 救急車を呼ぶべき状態なのか
- ただ外出しているだけなのか
- もしくは、寝ていてコール音が聞こえないだけなのか
わからないため、早急な対応ができないわけです。
その結果、多くの場合は(とりあえず後でもう一度電話をしてみよう)と思われるわけですが、もし仮に本当に容態が急変していた場合、すぐに対処していれば助けられた命を、助けられない可能性もあります。
これは救急車を呼ぶのが申し訳なく、ご自身で様子を見に行かれる場合も同じです。
このような場合は1分1秒が大切になりますから、その場で救急車を呼べば助かった命を、助けられない可能性があります。
見守りカメラであれば、万が一の際も命を助けられる可能性がグッと増える
一方で見守りカメラの場合は、高齢者側がどういった状況なのか、いつでも把握できます。
またセンサー検知機能が備わっているモデルだと、お年寄りが転倒してしまった場合に、すぐに見守り側に通知が来ます。
そのため
- ただ寝ているだけであれば、後で話そうと思って、睡眠を邪魔せずそっとしておいてあげられますし
- 転倒していたり意識を失っている場合は、すぐに救急車を手配できる
わけです。
また見守りカメラには基本的に7日間程度の自動録画機能がついていますから、高齢者に意識がなく、状況を直接本人から聞けない場合でも、映像を確認して救急隊員や医師などに詳しい状況を説明できます。
例えば外傷はあまり見れないものの、実は頭を打っていたり、内臓を痛めるようなこけ方をしていた場合…こういったことに素早く気付けて医師に伝えられるのは、高齢者の命を救う上でとても重要なのは、言うまでもない事だと思います。
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【おすすめ】高齢者向け見守りカメラランキングTOP3【介護】
2.見守りカメラのような、高齢者の見守りをする上で「便利な機能」が備わっていない
そもそもの問題としまして、テレビ電話は高齢者専用の見守り方法ではありません。
ただ単にお互いの顔を見て電話を出来るだけで、高齢者の見守りをする上で、十分な機能が備わっているとは言えないわけです。
一方で高齢者専用の見守りカメラの場合、様々な独自の機能があります。
例1:夜間の見守りが出来る
例えば、高齢者が夜間にしっかり眠れているか、どこか苦しそうにしていないか、徘徊などをしていないか確認したい場合。
まさかテレビ電話で夜に電話するわけにもいきませんから、この時点でテレビ電話は機能しません。
一方で見守りカメラの場合、先にご紹介したように高齢者側の対応は必要ないため、夜間でも映像を確認できます。
また見守りカメラの中には赤外線による暗視機能がついているモデルもありますので、こういったモデルであればカメラ本体からライト等も発しないため、ご老人の睡眠を邪魔することなく見守りが出来ます。
例2:薬の飲み忘れがないかを確認できる
記事の途中でご紹介したように、見守りカメラは自動で24時間録画され、7日間ほど過去の映像をいつでも見られます(その後は、映像が上書きされていきます/映像はいつでも書き出せます)。
そのため時間がある際に動画を見直し、ご飯を食べ忘れていないか、薬を飲み忘れていないか等も確認できます。
また会話機能によって、その場で「飲み忘れてるよ~」と教えてあげることも出来ます。
この他にも、高齢者の見守りをする上で様々な便利な機能が備わっているのが、見守りカメラです。
高齢者が本当に元気で、特に心配ない場合はテレビ電話でも良いかもしれませんが、少しでも不安な場合は見守りカメラをおすすめします。
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実際に、テレビ電話で高齢者の見守りをされた方が感じたデメリット【体験談】
それでは実際の声として、独居老人をテレビ電話で見守りをされたことがある方が感じたデメリットについて、そのままご紹介しますね。
デメリットとしては、父たちがテレビ電話に出ない時が時々あるという事です。時間を決めてやってはいるのですが、なかなか都合がつかず連絡が出来ない時や、相手も用事があったりして出られない時等、お互いが都合が合わないと成り立たないので、もどかしく思ったり心配になったりして過剰にかけてしまう事もあります。見たいときに見れたら良いのになと思います。
電話に出てくれたとしても、画質に限度があるため細かい顔色までは見ることができません。なので具合が悪くても、よくわかっていない認知症の場合、見過ごしてしまう可能性もあります。
デメリットととしては、相手側が受電しないと繋がらないので、こちらが繋げたいと思ったときでも相手が気づかなければ、どうしようもないところです。もしものことがあれば当然受電することはできないと思うので、テレビ電話ではその不安を拭うことはできないです。緊急時のものではなく、あくまでテレビ電話は普段のコミュニケーションの延長のような感覚がいいのかなと思います。
歳をとっているので、操作を教えるのが一苦労だった。また、田舎に住んでいればいるほどインターネットのインフラを整えるのが大変だと思いました。顔だけでは無く、部屋全体が見えたらいいなとは思います。薬の飲み忘れや部屋の散らかり具合などないかが心配。言葉以上に様子をしっかり見たいため。
デメリットとしては、やはり高齢なのでスマホの使い方をいまいち分かっていなかったり、iPhoneのロックを開けるのも、顔を近づけすぎていたりで、うまく開かずだったり、パスワードを入力するのも何度も間違えたりなど、時間がかかったりしてしまうところで、毎回なかなか映像がでてこないです。
軽度の認知症ということもあり、帰り道がわからず私が帰って探すまでは、外をうろうろしていることもありました。テレビ電話にでないだけで、必要以上に私が不安を感じていたのでデメリットとさせていただきました。
24時間監視するつもりはないが、どーしても余所へ見せる気遣いみたいのを感じて、それはそれで祖母を喜ばせられるとは思うが、なんか違うのかも?とも思った。
↓【記事の途中ですが、見守り方法に迷ったらこの記事がおすすめ】↓
最後に:おすすめの見守りカメラは?
当サイトとしましては、
- 実際に老人ホームでの導入例があり、見守りカメラとして必要な機能を一通りそろえている(この記事で紹介した機能の全て)
- 高齢者宅にWifi環境も、スマホやパソコン等も必要ない
- 初期設定は全て見守り側で行うので、見守られる側は届いたカメラをコンセントに挿すだけで使い始められる
- 30日間のお試しレンタルプランがある
という「みまもりCUBE」をおすすめします。
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