高齢者の見守りで特に大切な時間帯が、夜間です。
例えば、夜暗い時に何かに躓(つまず)いてしまえば転倒の危険性がありますし、認知症の場合は夜間に徘徊してしまい、危ない目に遭ってしまう可能性もあります。
もちろん、夜間に体調が急変してしまう事もあるでしょう。
そこで今回は、いくつか具体的な夜間の見守りが出来るサービス・グッズについてご紹介します。
◆本サイトの表記には、一部プロモーションを含みます
目次
その前に:基本的に夜間の見守りは「見守りカメラ」が人気
高齢者向けの見守りサービスやグッズはいくつかありますが、その中でも夜間の見守りに最も適しているのが、見守りカメラです。
と言うのも、
- 暗い夜間でも、(赤外線カメラで)何が起こっているのかしっかり見ることが出来る
- 検知機能によって、万が一の際に高齢者側から発信しなくても異常に気付ける
- 音が鳴ったり電話がかかってくるわけでは無いので、高齢者の睡眠の妨げにならない
- 呼びかけ機能や会話機能で、様子を確認しに行く前に「大丈夫?」等、確認できる
と言った特徴があるからです。
夜間の見守りグッズとしてカメラのついていないセンサー型のものもありますが、仮に異常のお知らせがあっても、実際のところ何が起こっているのかわからないと、見守り側が何をしてあげて良いのかわかりません。
そのため、その都度高齢者の様子を見に行く必要があるわけですが…これは見守り側にとっても大きな負担ですよね。
また夜間の緊急連絡ボタンなどもありますが、本当に体調が急変してしまった場合には、ボタンを押す余裕も無いでしょう。
一方で見守りカメラであれば24時間いつでも見守れますし、何か動きを検知すると通知が来ますから、もしもの際でも早急に対処することが出来ます。
実際に夜間、見守りカメラで高齢者を見守りをしている方も多い
実は当サイトにも、「夜間の高齢者の見守りは、見守りカメラが良い」という話を多数いただいております。
別室に寝ているため、以前は気配を感じるたびに母の様子を見るため足を運んでいましたが、見守りカメラ設置してからはまず映像を確認し、必要ないようなら行かなくて済むようになりました。母は、多い時は夜中3,4回起きることもあるため、そのたびに足を運んでいると、寝不足になってしまい、次の日の仕事に支障をきたすこともしばしばありましたが、カメラ導入後はそれがだいぶ軽減され、以前よりは睡眠を確保することができるようになりました。
また母に対しても、こちらが眠くて疲れていると、ついつい冷たい態度をとりがちになっていましたが、必要なときだけ補助するようになってからは、柔らかく対応することができるようになったと思います。母としても都度補助してもらうのは気が引けていたようなので、本当に必要なときだけくるようになってよかったと言っております。
今では、床を汚してしまったとき、衣類の着替えが必要な時以外は補助しなくても大丈夫になったので、朝まで母のところに行かずカメラ確認だけで済んでいる日も多くなりました。
良かった点は、カメラの映像がリアルタイムでスマホで見ることができることです。それにより、色々と対処をすることができます。両親と2世帯で住んでいるのですが、母も働いていますので日中は祖母が一人でいることが多く、誰も見ることができず仕事先で不安になることが多かったのですが、スマホで映像を確認することで、安心して生活を送ることができています。
最初は自宅にカメラをつけるということに抵抗はあったものの、茶の間から玄関にかけて撮れるような位置に設置し自室には設置していないので、ある程度のプライバシーは守れていると思っています。祖母はこだわりが強く、どうしても自身の自宅で一人暮らしをしたいようなのです。当初は一人暮らしは絶対無理だと思っていましたが、この見守りカメラがあれば、もしかしたら出来るかもとも思っています。現実的には難しいとは思いますが、できるかもと思わせてくれるくらい見守りカメラで生活に安心がもたらされました。
見守りカメラは動きを察知してくれるため、徘徊による転倒や、おかしな行動を予防することができました。また本人は一人でトイレに行けると今でも思っていますが、かなり体重が重く、また両足の骨もかなり湾曲しているため、介護者がいないと無理です。その事を言ってもわからないため、カメラで監視して、立ち上がろうとしたらそばに行ってトイレに連れて行きます。
一人で歩いて大怪我もしているので、カメラで監視しないと本当に危ないです。とは言っても私たち家族も深夜は寝ているので、カメラの音量を大きくして、物音にすぐに気づけるようにしています。このように、夜間見守りカメラは祖母の怪我防止に大いに役立っています。
また認知症によるティッシュなど物の誤飲防止としても非常に活用しており、監視カメラがないと他の家事や用事が手につかない状態です。毎日、特に夜は大活躍しており、介護に手放せないものとなっています。
おすすめの”高齢者専用”見守りカメラは「みまもりCUBE」
公式サイト:https://ramrock-eyes.jp/
この後ほかの夜間の見守りに対応しているサービスをご紹介しますが、せっかくなので先におすすめの見守りカメラをご紹介します。
このみまもりCUBEは、これまで紹介したように
- 夜間暗視モード(夜間の体調の変化や転倒、徘徊などの見守りに使える)
- 検知機能(転倒してしまった、ドアを開けて外に出かけた等を検知し、メールで画像と共に通知してくれる)
- リアルタイムでの映像確認(複数人で可能/スマホ、タブレット、PCで確認可能/ガラケーはメール受信のみ可能)
- 見守り映像の録画(内蔵のSDカードに約7日間録画を保存)
- 会話機能
- 映像の出力、保存機能(お手持ちのパソコンへ、離れた場所からでも保存可能)
- プライバシー保護機能(見守り範囲で見守られたくない箇所にモザイクをかけられる)
といった機能を兼ね備えているため、夜間でもしっかり見守ることが出来ます。
しかし、1番にオススメしたい理由はこの点ではございません。
見守られる側の自宅にネット環境が不要・スマホも不要で、難しい初期設定なども必要ない
もし高齢者が一人暮らしをしていて、しかも自宅にネット環境がない場合。
見守りカメラや他のセンサー型タイプも含む、ほとんどの見守りサービス・グッズは使用できません。
そのため新たにネットを開通する必要がありますし、開通した後でも見守り機器をネットにつないだり、スマホにアプリをインストールしたり、高齢者には難しい事が色々ありますよね。
その点みまもりCUBEは予め見守りカメラ内にsimカードが入っているので、届いた見守りカメラをコンセントに挿すだけでネットが開通し、使えるようになります。
また基本的に見守られる側では一切初期設定などは必要ないため、仮に遠方にお住まいでも、見守りカメラを届けてコンセントに挿してもらえるだけで、即日で利用が始められます。
特に今は30日間3,109円(税込)で気に入らなければキッパリ辞められるお試しプランがあるので、これまで見守りカメラを利用したことが無い方は、丁度良い機会だと思います。
↓
みまもりcube:https://ramrock-eyes.jp/
その他の高齢者向け、夜間の見守りサービス・グッズ
それではここから先は、高齢者や認知症で徘徊癖のある方に向けて、夜間の見守りサービス・グッズをいくつかご紹介しますね。
(この記事の情報は、あくまで記事をまとめている時点の物です。最新情報については、公式サイトでご確認ください)
1.HOME ALSOK 【みまもりサポート】
ALSOKが提供する、夜間見守りサービスです(夜間のみならず24時間対応可)。
一人で暮らすお年寄りや、家族が離れた場所に住んでいる高齢者の方が、もしもなにかあった時、緊急通報にて、すぐ自宅まで駆けつけてくれます。
見守りの機能やシステム
設置されたセキュリティー機器を利用し、緊急時だけではなく、お身体の事でなにか相談がある場合や災害時の避難支援など、幅広いサービスを提供してくれます。
その他なにか困ったことがあった時、夜間いつでも直接電話することができるので、独居高齢者の方も安心です。
費用・価格
お買い上げプラン | レンタルプラン | ゼロスタートプラン |
月額1,870円(税込) | 月額2,750円(税込) | 月額2,970円(税込) |
初期費用66,000円(税込) | 初期費用13,200円(税込) | 初期費用ゼロ |
※機器の個数、建物構造、設置状況によって料金は異なります。
2.夜間みまもりロボット【安心ひつじα】
- https://www.saintcare-carebot.com/product/
risho/product07.html
安心ひつじαとは、独居高齢者の強い味方となる商品で、睡眠中の体動・心拍数・呼吸数・離床の4つを一度に計測できるセンサーマットです。
一人暮らしの離れて暮らす親も、遠方に住む離れた家族も、お互いが安心して生活することのできる「高齢者夜間見守りアイテム」となっています。
見守りの機能やシステム
スマホやパソコンと連動させると、離れた親の体調や状況など、4つのデータ全てを常にリアルタイムで確認することが出来ます。
異常があった場合は、すぐにLINEで通知が来るので、いざという時も安心です。
使い始めるまでの流れ、使い方や設置方法
まず初めにセンサー本体とスマホを連動させます。
次に「安心ひつじモニター」アプリをダウンロードすると、使用している高齢者のデータをみることができます。
日頃の体調の移り変わりなどより細かいデータの取得や、LINEでの緊急通知は、登録(購入)時、お客様専用コードが送られてきますので、さらに「安心ひつじ個人ビューア」をダウンロードし、コードを入力すると設定することが出来ます。
設置方法は、本体をコンセントでつなぎ、ベッドマットなど寝具の下に敷くだけです。
費用・価格
ケアボット株式会社:63,800円(税込)+通信料月額1,100円(税込)
モノタロウ:64,790円(税込)+通信料月額1,100円(税込)
3.【leafee】 センサー(窓・ドア)
- https://leafee.me/
認知症などの症状を抱えている高齢者を、夜間でも安心して見守りしてくれるセンサーのご紹介です。
自宅の窓や出入口のドアに設置し、開閉があればすぐにご家族の方のスマホに通知され、いざというときの備えになります。
見守りの機能やシステム
自宅の窓やドアの開閉があると、連動させているスマホに通知が届きます。
日中の見守りだけでなく、認知症高齢者の夜間徘徊防止にも役立ちます。
またドアの開閉だけでなく、鍵の戸締りまでチェックできるので、見守られる側が外出・帰宅された際、見守る側がいつでもご自宅の状況を確認することができます。
使い始めるまで流れ
ネット注文し商品が届いたら、本体とスマホを連動しすぐにお使いいただけます。センサーの設置は工事などが要らず、必要な場所に取り付けるだけです。
4.【Apple Watch】
- https://otona-life.com/2021/02/22/55462/
アップルの製品の1つで、腕時計型のデバイスです。
見守られる側がiPhoneを持っていなくても、見守る側が持っていれば連動させることができ、時計をつけてもらうだけで、夜間の緊急時もすぐに見守る側のiPhoneに通知がきます。
緊急時の通知だけであれば特に難しい操作もなく、ご老人の方も安心してお使いいただけます。
見守り機能としての使い方
「ファミリー共有設定」を行うことで、1つのiPhoneで複数のApple Watchを管理することができます。※iPhoneは6s以降、Apple Watchは4以降のセルラーモデルが必要。
「緊急SOS」機能や、Apple Watchに直接「〇〇に電話して」と話しかけるだけで、相手と電話することもできます。※反対にiPhoneからApple Watchに電話し通話することも可能。
位置情報なども分かるので、もし夜間に外に出て行ってしまわれた場合など、居場所を特定することも可能です。
転倒検出機能もあり、転倒したことを検知すると、iPhoneに通知がきます。
また装着している方の反応がない場合には、自動的に緊急通報サービスに電話がかかるようになっています。
使い始めるまでの流れ
iPhoneとApple Watchをペアリングさせ、「ファミリー共有設定」を行います。
Apple Watchの設定は、始めに時計の文字盤によく使う項目だけを表示させることで、高齢者の方が混乱なく使用することが出来ると思います。
例)よくかける連絡先・電話・メッセージのタップボタンのみを表示させるなど。
※関連
高齢者向け夜間の赤外線・暗視機能のある見守りカメラ4選【おすすめ】